「スキマバイト」企業の4割が活用に前向き! 一方で品質や情報漏洩リスクの課題も浮上【帝国データバンク調べ】
「小売」「運輸・倉庫」といった業界が活用に前向き
続いて、スポットワーカーの「活用に前向き」な企業の割合を見ていきましょう。まず主な業界別で見ると、「小売」が50.6%、「運輸・倉庫」が46.8%で、全体の38.1%を上回る結果となりました。さらに細かい業種で見ると、ガソリンスタンドなどの「専門商品小売」が55.2%と最も高い結果になっています。
専門性の高い業界は親和性が低い?
一方、活用に前向きな企業として割合が低かったのは、ソフト受託開発などの「情報サービス」や「建設」でした。情報サービス業界からは「技術職なのでスポットワーカーでできることが少ない」、建設業界からは「建築業は専門性が高い業種のため、活用は難しい」という声が寄せられています。専門性の高い知識やスキルが必要な業界においては、スポットワーカーとの親和性が低いようです。 「タイミ―」「メルカリ ハロ」などを代表とするスキマバイトアプリを請け負うスポットワーカーの活用は、人手不足の解消に有効的です。しかし、品質の低下やリスク管理への懸念の声も多く、半数以上の企業が活用に興味がないことが明らかになりました。 スポットワーカーを活用する際には、自社業務との親和性やコスト・リスクへの対応などをしっかりと見極める必要があると言えます。とはいえ、働き方の多様化や人手不足の深刻化などが取り沙汰される最近の社会情勢において、スポットワーカーの活用は選択肢に入れる必要があるのかもしれません。 出典元:【株式会社帝国データバンク】
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