【ボートレース】沢田尚也が悲願の地元初優勝を狙う
◆ルーキーシリーズ第22戦スカパー!・JLC杯(12月15日、ボートレースびわこ5日目) 沢田尚也(25)=滋賀 地元期待のエース候補が上昇気配で優出決めた。 準優11Rは3コースから外まい。バックは内から土井がスルスル伸びてきたが譲らず2M全速で回して2番手をキープ。1号艇の浜野には逃げられたが、2着でしっかり期待に応えた。 「シリンダーケースは結局元に戻して、シャフトの高さの調整をしました。それよりもペラ調整がハマりましたね。(2日目から3日目にかけて)6着2本重ねた時はどうなるかと思ったけど、やっとペラの方向性が見えました。これなら優勝戦は安定板が外れても大丈夫です」と、試行錯誤を繰り返しながら、優出までたどり着いた。 通算優勝は5回あるが地元での優勝はまだない。今年は9月桐生のヤングダービーでG1初優出。前節の下関は優勝。自身の勝率はメンバーNO1の7点台とリズムはいい。 最終日の12R優勝戦は5号艇。「周りの方がエンジンは出ているけど、ルーキーはみんな熱いから展開はあると思う。いつもとやることは一緒です。(地元で)早く優勝したい気持ちはあるけど焦りはないです。それよりも、今回優勝して(グランプリ出場の師匠)馬場(貴也)さんに、いいバトンをつなげられたらなって思ってます」と内なる闘志を燃やし頂点を目指す。(早野 智之)
報知新聞社