ヤクルト・村上宗隆「僕の夢」 故郷・熊本に野球少年たちのための新球場…新年に改めて誓った
夢の実現へ、サポートを約束!! ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が4日までに、故郷・熊本県内で検討が進められている新球場の建設について「いろいろな面で助けられれば」と積極的に協力していく考えを明かした。野球人口減少が進む中、まずはプレーで魅せていくことも宣言。今オフに米大リーグに挑戦することが確実な中、野球界の未来を憂い、行動する。 新球場誕生は、夢の一つでもある。村上が故郷・熊本県内で検討が進められている新球場の建設について積極的に協力していく考えを明言。日本の野球界の未来を憂い、できることは協力していく覚悟だ。 「新しい球場で何かできればうれしいですし、まずは球場を作るというところからやっていただければなと思う。もちろん、いろいろな面で助けられればと思いますし、いろいろな方々と協力しながら、僕の夢でもあるので、新球場の建設の話が進んだときは僕も(その輪に)入りたい」 熊本県での主催試合実施を訴えてきた村上。今季は予定されておらず、今オフにはポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦することが確実なため、実現は先延ばしになる。何より、プロ野球の試合を多くの人が楽しめる環境作りが必要になる。 1960年開場(96年に改築)のリブワーク藤崎台球場は昨季も公式戦が実施され、今季も5月24日にソフトバンク-オリックスが予定されているが、老朽化や設備面の充実など課題が多い。これまで県側が主体となって現状のスポーツ施設の調査を行い、菊陽町が新球場の誘致を検討していることが報道されるなど県内で議論が進められている。村上も2021年12月に熊本県庁を訪れた際、県に新球場の建設などを要望してきた。 出生率の低下、野球ができる環境の減少などで野球人口も年々減ってきているのが現状で「いろいろな問題があると思うので、難しい」と村上。議論が進展した際にはもちろん協力はしていくが、まずは「楽しさを伝えたり、憧れを持っていただけるようなプレーができれば」と自身が活躍する姿を見せて夢を与えていくことを誓った。野球少年たちの未来を明るく照らすべく、25年もグラウンドに立つ。(赤尾裕希)