強姦容疑で3度の逮捕。母親の連れ子としてノルウェー王室入りした、マリウスの壮絶半生
ノルウェー王室のロイヤルメンバーが逮捕されるという衝撃的ニュースが舞い込んできてから数か月が経過した。逮捕されたのは、シングルマザーだった母メッテ=マリット王太子妃がノルウェー王室のホーコン王太子と結婚したためにノルウェーロイヤルの一員となった、マリウス・ボルグ・ホイビーだ。 【写真】ノルウェー王室ほか、各国欧州ロイヤルキッズの2024年を振り返る 2024年11月には強姦容疑で3度目の逮捕をされたマリウスの一連のスキャンダルの内容から、その生い立ち、王室入りした経緯までを見ていこう。
逮捕されたノルウェーロイヤル、マリウス・ボルグ・ホイビーって一体どんな人?
マリウス・ボルグ・ホイビー(以下、マリウス)は、1997年1月13日生まれの現在27歳。母はノルウェー王室のメッテ=マリット王太子妃で、継父は次期ノルウェー国王となるホーコン王太子。 実父は、マリウスを妊娠したと知り逃げてしまい、メッテ=マリット王太子妃はシングルマザーとしてマリウスと暮らしてきた。
彼が2歳の頃、王太子妃がオスロ大学の学生をしていた時に、ロックフェスティバルでホーコン王太子と出会い意気投合。いきなり同棲を始め、ついには結婚へと至った。マリウスの実父には服役歴があったこと、母メッテ=マリット王太子妃自身にもドラッグ使用疑惑があったことなどから、この結婚には王室内や国民から猛反対を受けていた。 つまりマリウスは、母が王太子と結婚したことにより王室入りすることとなったのだ。
8月、9月に2件の暴力事件で逮捕された
まずは、今年に入って判明した、マリウスに関する一連のスキャンダルから見ていこう。 2024年8月初め、後に恋人であることが明らかになったレベッカ・ヘルベルグ(写真とは別女性)を「精神的および肉体的に」攻撃したとして逮捕。地元警察によると、彼女を殴ったため、8月7日に30時間拘留されたという。ノルウェーメディア「NRK」が8月14日に公開した本人による声明によると、「酒とコカインの影響下で、口論の後アパートで身体的な暴力を振るい、物を壊した」と認め、「精神的な問題」を抱えていること、「長い間、薬物依存と戦ってきた」ことを明らかに。薬物依存についての衝撃的告白は、話題を呼んだ。 その後9月13日には、別の暴行容疑で再逮捕されている。