【オーストラリア】東京ガス不動産、WAで豪5件目の住宅開発
東京ガス不動産は13日、オーストラリア・西オーストラリア(WA)州パース近郊のスターリングで「グレンダロータウンハウス開発」に参画すると発表した。地場開発ピートとの共同事業で、タウンハウス住宅を100戸開発する。現地法人の東京ガス不動産オーストラリアを通じた開発事業は、今回で5件目。【NNAオーストラリア編集部】 開発地は、東京ガス不動産が長年にわたって事業を行うパースで中心部から約5キロメートル離れたエリア。 グレンダロータウンハウス開発は6期にわたる予定で、第1期と最終期の完成予定がそれぞれ2026年中頃と28年初期となっている。 東京ガス不動産オーストラリアの柴崎裕之社長はNNAオーストラリアに対し、ピートと提携する点について「サステナブル(持続可能)なコミュニティー開発に135年の実績がある会社で、弊社とも価値観が合う。信頼関係を築きながら共同開発をしていくことができる」と説明した。 日差しを効率的に利用できる建築様式にし、太陽光パネルの設置なども行う。これにより、住宅設計を基にエネルギー効率を審査するオーストラリアの全国基準「NatHERS」で10段階のうち、8以上の取得を目指している。 東京ガス不動産は、海外不動産事業を成長領域と位置付けており、オーストラリアを中心に30年までに600億円規模の投資を計画している。