「日本酒とは"たとえツッコミ"!?」 唎酒師(ききさけし)芸人の江戸マリー・角井に教わる日本酒のたしなみ方
日本酒と言えば、おじさんの印象や取っつきにくいイメージを持つ人もいるかもしれないが、実は昨今「SAKE」として日本国外からの注目も高く、また若い女性の中にも日本酒好きが増えているらしい。 【写真】名酒センターのオススメ3商品 そこで今回は、日本酒のソムリエである唎酒師(ききさけし)の資格を持つ芸人、江戸マリーの角井を東京・お茶の水の「名酒センター」に講師としてお迎えし、日本酒をあまり呑んだことがない人でも楽しめるようなたしなみ方を教えてもらった。 *** ■カラオケの日本酒はダメ! ――今日はよろしくお願いします。日本酒は敷居が高い気がして、あまり吞んだことがないのですが......。 角井 たしかに。日本酒は他のチューハイとかビールに比べて、「大人のたしなみ」みたいな印象があるし、酒瓶に名前がドンとあって、おじさんがおちょこに注いだお酒をゆっくり見ているようなイメージがある。でも、そういう敷居を下げたいなって思ってたんですよね。 日本酒との最初の出会いっていうと、みんな学生時代にお酒を呑めるようになって、カラオケのメニューで酔うためだけに日本酒を頼む、みたいな人が多いんじゃないかって思うんですけど、あのカラオケ屋さんの日本酒を呑んだらアルコールの味しかしなくて嫌いになっちゃうと思うんですよ。実際、私も最初は苦手でした。 ――それがいつ「美味しい」に変わったんですか? 角井 数年前、お友達に美味しい日本酒のお店へ連れて行ってもらった時に、「全然違う!」って日本酒の概念が変わったんですよね。だから、デビューが大事かもしれないです。 ――唎酒師の資格を取るまでハマったのはなぜですか? 角井 昭和とか、古き良き日本みたいな昔のものが好きなんですよね。日本酒からは日本の美しい伝統を感じる気がして。 ――なるほど、コンビ名にも「江戸」が付くし。その日の最初の1杯というのはどういうお酒からいったらいいですか? 角井 好みにもよりますけど、食前酒みたいにちょっと微発泡のものとかフルーティーなものがいいと思いますね。そこからご飯に合わせて呑むお酒を変えていく、みたいな。