2連敗で崖っぷち…米国指揮官嘆き「非常に厳しい試合」 2戦17失点と投手陣が崩壊
米代表は侍J、台湾に2連敗…決勝進出は絶望的
米国代表は22日、「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」スーパーラウンドでチャイニーズ・タイペイに2-8で敗れ、2連敗となった。2大会ぶりの決勝進出は絶望的。マイク・ソーシア監督は「非常に厳しい試合、こういう状況になってしまいました」と嘆いた。 【動画】グラブ投げつけ、椅子転倒で絶叫 メジャーリーガーに米ファン怒り「何なんだ」 前日21日のスーパーラウンドで野球日本代表「侍ジャパン」に1-9と大敗。後がなくなっていたが、この日も投手陣が崩れた。1点ビハインドの7回に5番手で登板した元DeNAのスペンサー・パットン投手が無死満塁のピンチを招き、ジャン・クンユーに走者一掃の三塁打、ユー・ドンファにも右適時打を浴びた。 パットンは1死も取れずに降板。後続も失点し、この回一挙5点を失った。2連敗で自力での決勝進出は消滅。午後7時から行われる試合でベネズエラが侍ジャパンに勝利した時点で3位決定戦経回ることが決まった。 8安打を放ったが計2得点。「得点ができるチャンスは多くあったが、大事な鍵となるようなヒットが打てなかった。我々の敗因は必要な時に長打が打てなかった。フラストレーションも溜まった」と嘆いた。「まだ1勝2敗で並べば得失点差で行ける可能性がある」と少ない可能性を信じた。 2試合で計17失点。ソーシア監督は「あるイニングにおいてはむしろチャイニーズ・タイペイを称えるべきだと思います。彼らはヒットを打ち、ほとんどアウトを取られずに4、5点入れた」と相手を称賛。続けて自らの投手陣について「残念ながらうまくいかなくて、非常に悲しく、色々なトラブルもあってうまくいかなかった」と振り返った。「気持ちを切り替えて。それが大変なことなんですが、過去のことは過去のこととして」と前を向こうとしていた。
川村虎大 / Kodai Kawamura