【京都金杯】アスクコンナモンダ5戦4勝の中京マイルで今度こそ重賞Vつかむ! 中内田師「順調にきています」
京都金杯の追い切りが3日、東西トレセンで行われた。栗東では中京マイルで5戦4勝と抜群の相性を誇るアスクコンナモンダが、坂路単走で軽快な走りを披露。重賞でも好走経験のある実績馬が、得意の舞台で最高のスタートを切る。 ◇ 栗毛の馬体を弾ませて、真っすぐに駆け上がった。アスクコンナモンダが栗東坂路でスピード感あふれる走りでフィニッシュ。中内田調教師が納得の表情を浮かべた。 「年末にしっかり追っていますので。そのときの動きも良かったですが、今朝もいい動きでした。調整程度でしたが元気も良かったですし、順調にきています」 CWコースから坂路に入り、スタートから軽快なフットワークを披露。リズムよくスムーズな加速で直線へ向かった。終始馬なりで派手さはなかったものの、集中した走りで4ハロン53秒5─12秒4。昨年の12月25日には栗東CWコースで81秒8─11秒2の好時計をマークしており、重賞初制覇へ万全の態勢が整いつつある。 なにより見逃せないのが、中京マイルで5戦4勝の実績だ。阪神のリフレッシュ工事による変則日程で、例年の京都ではなく今年は中京で開催される。「秋とは違う馬場なのでそのあたりに対応できるかどうかですが、重賞でもいいところがあった馬なので期待しています」と力を込める。 昨年は東京新聞杯で0秒2差の4着、ダービー卿CTで3着に入るなど重賞でも好走を見せ、2走前には今回と同舞台のポートアイランドSでリステッドを勝利した。前走のキャピタルSは5着も、直線で他馬のムチが顔に当たるアクシデントがあっただけに「かわいそうな競馬になりました」とトレーナー。それでいて勝ち馬と0秒4差なら負けて強し、といえるだろう。 待望の初タイトル奪取へ、機は熟した。1年の始まりで最高の結果を出し、尾張からさらなる大舞台へ羽ばたいていく。(山口大輝)