避難生活の長期化で気をつけたいこと(公的な情報をまとめました)
▽アレルギー対応 避難所で難しいのは、アレルギーの病気を抱える人への対応だ。厚労省はアレルギーポータルというサイトを参考にするよう呼びかけている。食物アレルギーがある場合、炊き出しや支援物質の内容を確認すること。周囲にアレルギーがあることを知らせることを提案している。 普段と異なる環境での生活では、ぜんそく発作も起こりやすくなる。原因をできるだけ避けることなどを呼びかけている。 ▽不安、ストレス解消 メンタルヘルス(心の健康)を保つことも大切だ。筑波大の災害・地域精神医学講座(太刀川弘和教授)は災害直後のメンタルヘルス保持に役立つ工夫をまとめている。 以下に、内容を抜粋して紹介する。 <被災者へ> 大変な苦労をされている中でも心を健やかに保つために留意を ・気持ちをリラックスさせる ・安全な場所に避難した後は鼻で息を3秒吸って、7秒かけてゆっくり吐く深呼吸や音楽を聴くなどしてリラックスしよう
・頭を整理する ・やるべきことに優先順位をつけて、先延ばしにできることはそうして、負担を少なくする。考えすぎには注意 ・適切な行動をとる ・生活リズムをできるだけ維持 ・コミュニケーションを ・親しい人とできるだけ話してねぎらうことが重要。子どもは不安を抱えやすいのでそばにいて安心させてあげる。不調がある場合は我慢せずに相談を。 被災者だけでなく、能登半島地震、羽田空港事故と続き、心が痛む情報に接して精神的に負担を感じた人も多いのではないだろうか。 <報道などで情報ストレスを感じた人へ> ・衝撃的な内容の報道の視聴でストレスを感じることがある。心身の不調につながらないよう注意 ・繰り返し、長時間、何かしながらの視聴は避ける ・事件報道や映像、写真などの繰り返し、長時間、何かしながらの視聴は不安に直結する恐れがある。特に映像は不安に直接影響を与えやすい。ニュースなどは最小限の視聴が良い