米アクシオム、民間宇宙ステーションのモジュール打ち上げでインドや欧州と協議
米Axiom Space(アクシオムスペース)は民間宇宙ステーションを建設するためのロケットについて、インドや欧州と協議中だと述べた。Reutersが報じている。 Axiom Spaceは国際宇宙ステーション(ISS)の後継となる宇宙ステーション「Axiom Station」の建設で、米航空宇宙局(NASA)からの契約を獲得した。2026年から2027年初頭にかけて、第1フェーズとして最初の居住モジュールがISSに取り付けられる。 Axiom Spaceの国際政府ビジネス担当ディレクターのPearly Pandya氏はReutersに対し、ミッションの最適化とサプライチェーンを多様化するため、インドや欧州諸国と協議しているという。同社は2024年7月に初飛行を実施した、欧州の「Ariane 6」(アリアン6)ロケットの使用を検討している可能性がある。 Axiom Spaceの初のISSモジュールは、欧州のThales Alenia Space(タレス・アレニア・スペース)が建設を進めている。このモジュールが少なくともあと3つのモジュールの基礎となり、最後の熱発電モジュールがドッキングすることでAxiom StationはISSから切り離され、地球低軌道を自由飛行する。
塚本直樹