吊るす、浮かせる、引っかける…垂直収納はモノを捨てずにスペースを広々と確保できる。
付属の六角レンチでパーツをつなげる組み立て式。使わないときは解体できる。上部の曲がりが安定感を生み、足元のスペースが少なくてすむ。先端のシリコンカバーで、壁や床が傷つきにくい工夫も。
マグネットボードで、紛失しがちな紙ものを壁に貼り付けておく。
毎日のように届く郵便物やDM。「なかには重要なものがあるかも?」と思うと、すぐには捨てられず、どんどん溜まっていく。 「紙ものは積み重ねると行方不明になり、探すのを諦めがちです。それを防ぐために、家族の目が留まる壁に掲示板を作ってみては? トイレの壁も候補の1つです」 セールや個展の案内状、家族宛のハガキ、クーポン券など、大事なものは壁に貼り付けるルールに。なくさずにすむうえ、封を切って中身を見る習慣をつけるのも狙いだ。成功させるには情報の更新が肝要。貼り替えやすくするため、マグネットボードとマグネットを使う。紙はなるべく重ねないのが、情報管理のコツだ。
重量約320gの軽いマグネットボード。壁の材質や貼り付けるものにもよるが、画鋲や両面テープでも固定が可能だ。幅約60cmとコンパクトなので、壁のすき間を有効活用できる。
壁につける棚を寝室のサイドテーブル代わりにして掃除を楽に。
携帯、目覚まし時計、エアコンや照明のリモコン……。ベッドに持ち込むものは以外と多く、サイドテーブルが欲しいところ。ところが、狭い寝室ではベッドを置いたらスペースに余裕がないのが実情だ。 「壁に取り付ける棚なら、壁面に収納スペースを作れます。適度な収納量で用途が限られ、ものを自然に厳選できます。また奥行きが浅いため、置くだけで整列しますよ」 おさめさんによると、ものが置けるトレーや棚はサイズ展開が豊富で、用途で使い分けるといいという。サイドテーブル代わりに使うならロングタイプ、携帯の充電器や手指消毒液を置くならショートタイプ。収納を浮かせれば床が広々とし、掃除もしやすい。
ハンギングバスケットでハンカチなどの小物を手に取りやすく。
ハンカチやスカーフなどの小さなアイテムは、引き出しにしまうと、お目当てを見つけにくいもの。朝、慌てて探すことも多く、プチストレスになる。 「そんな場合は、ハンギングバスケットなどを使って〝見える化〞しましょう。クローゼットのハンガーポールに吊り下げ、かごに入れたり、フックに引っかけたり。見つけやすく、手に取りやすいですよ」 洗濯後の収納もラクで、引き出しの上に〝積んどく〞状態を防げる。ハンガーポール専用の吊り下げ式小物収納ホルダーもあるので、上手に採り入れたい。 「バッグやポケットの中身を収納しても。天井に留めたフックから吊るせば、どこでも使えるアイデアです」