このままだと飼い殺し…。現所属クラブに居場所がない選手(4)誰が買う? 高すぎる、クラブ愛はなし…。巨漢FWの未来は
欧州主要リーグの開幕が近づいており、移籍市場の動きもより活発化している。しかし、その中には現所属クラブでの立場が厳しいと思われるにもかかわらず、新天地に赴くことができていない選手もいる。今回は、このままだと所属クラブにおいて“飼い殺し”状態となってしまいそうな選手をピックアップして紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)
FW:ロメル・ルカク(ベルギー代表) 生年月日:1993年5月13日 所属クラブ:チェルシー 23/24シーズン成績:32試合13ゴール3アシスト ロメル・ルカクは2011年にチェルシーに加入すると、2013年から4シーズンを過ごしたエバートンやマンチェスター・ユナイテッドなど、プレミアリーグのクラブでチームのエースストライカーとして長く活躍。しかし、21/22シーズンに8シーズンぶりに帰還したチェルシーでは、リーグ戦8ゴールを記録したもののクラブとの関係が良くなく、ルカクは前シーズンに所属していたインテルへの移籍を希望した。 クラブ側もそれを了承し、22/23シーズンはインテルでプレー。しかし、シーズン後の動きが原因で同クラブとの関係も崩れ、昨季は移籍市場閉幕直前にローマへ期限付き移籍で加入した。リーグ戦では2桁の13得点、UEFAヨーロッパリーグでは7得点と未だストライカーとしての能力が衰えていないことを証明している。 ただ、年齢が30代に差し掛かっていることや年俸が高額であることなどがネックとなっており、どのクラブもルカクが現在所属するチェルシーが要求する高い移籍金を用意することができていない。 イギリス紙『BBC』によると、ローマやミランなどが獲得レースに名乗りを挙げているが、上記の通りチェルシーの要求額には届いていないようだ。ヴィクター・オシムヘンに移籍の可能性があるナポリがルカク獲得の筆頭候補といえそうだが、オシムヘンの移籍もまだ決まっていないことを考えると、ルカクの去就は移籍市場最終盤までもつれそうだ。
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