【MLB】レンジャーズが控え捕手の補強に成功 カイル・ヒガシオカと2年契約で合意 3年目は相互オプション
日本時間12月3日、レンジャーズはパドレスからFAとなっていた34歳のベテラン捕手、カイル・ヒガシオカと2年契約を結んだことを発表した。3年目は相互オプションになっているという。レンジャーズは昨季、ジョナ・ハイムとミッチ・ガーバーという強打の捕手コンビが球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献したが、今季はガーバーが移籍し、ハイムも成績ダウン。控え捕手も固定できなかった。ハイムをサポートする2番手捕手は今オフの補強ポイントの1つだったが、ヒガシオカ獲得で補強を実現した。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ヒガシオカは2008年ドラフト7巡目指名でヤンキースに入団。メジャーデビューまでに時間がかかり、2017年4月にようやくデビューした。それ以降は堅守の控え捕手として存在感を発揮し、2023年には自己最多の92試合に出場。2021年から2023年まで3年連続で10本塁打を放った。 2023年12月、ヤンキースがフアン・ソトとトレント・グリシャムを獲得する大型トレードを成立させた際に、マイケル・キング、ランディ・バスケス、ジョニー・ブリトー、ドリュー・ソープとともにパドレスへ移籍。新天地でプレーした今季は84試合に出場し、打率.220、17本塁打、45打点、OPS.739をマークした。また、ポストシーズンでも7試合で3本塁打を記録。今季でサービスタイム(=メジャー登録日数)が6年を突破し、シーズン終了後にFAとなっていた。 レンジャーズはハイムを引き続き正捕手として起用する方針とみられ、ヒガシオカをハイムをサポートする2番手捕手として起用されることになるだろう。正捕手も務まるレベルの実力を持つヒガシオカの加入は、今季控え捕手を固定できなかったレンジャーズにとって、大きな戦力アップとなりそうだ。 なお、契約条件については2年1350万ドルであることが報じられている。年俸は2025年が575万ドル、2026年が675万ドルで、2027年は年俸700万ドルの相互オプション(またはバイアウト100万ドル)となっているようだ。