【西武】大谷“恩師”の息子を獲得へ アスレチックスFAの27歳・タイラー・ネビン内野手
西武がアスレチックスFAのタイラー・ネビン内野手(27)の獲得に向けて調査を進めていることが7日、分かった。米国出身のネビンは、大谷翔平が所属したエンゼルスで22年途中から23年にエンゼルスの指揮を執っていたフィル・ネビン元監督(53)の息子。 ネビンは193センチ、102キロの体格で、パンチ力が魅力の右打者。2015年にドラフト1巡目でロッキーズに入団すると、21年5月にオリオールズでメジャーデビュー。24年3月末にアスレチックスへ移籍。同年は87試合でいずれも自己最多の7本塁打、20打点をマークした。また同年、アスレチックス傘下3Aでは14試合で打率2割9分6厘、4本塁打、17打点で、27歳と若く成長も期待できる。 西武は昨季、ともにリーグ最下位のチーム打率2割1分2厘、350得点と貧打にあえぎ得点力アップが最大の課題。右の長距離砲で一塁、三塁に外野もこなすネビンは補強ポイントに合致する。すでにオリックスを自由契約となっていたセデーニョを獲得したが、さらなる打力アップを目指していた。 ◆タイラー・ネビン(Tyler Nevin)1997年5月29日、米カリフォルニア州生まれ。27歳。2015年にドラフト1巡目(全体38位)でロッキーズ入団。20年8月にオリオールズへ移籍し、21年5月29日のWソックス戦でメジャーデビュー。その後タイガース、オ軍復帰を経て、24年3月にアスレチックス入り。同年は87試合でいずれも自己最多の7本塁打、20打点だった。メジャー通算は192試合で同2割4厘、12本塁打、49打点。193センチ、102キロ。右投右打。父は元エンゼルス監督のフィル・ネビン氏。
報知新聞社