グリズリーズが河村勇輝と同じ2ウェイ契約のビッグマン、ジェイ・ハフとNBA契約を締結、ブロックと3ポイントで存在感
河村は現地28日のブルズ戦は出番なし
グリズリーズが、河村勇輝と共に2ウェイ契約だったビッグマンのジェイ・ハフと複数年の本契約を結んだことを発表した。なお『ESPN』のシャムス・カラニア記者は、ハフの代理人からの情報として4年契約であることを報じている。 身長216cmのハフは、バージニア大学2年時に控えセンターとしてNCAAトーナメント優勝を経験し、4年時には中心選手として活躍。2021年にドラフト外でレイカーズに入団し昨シーズンはナゲッツで20試合に出場するも、勝敗が決した場面でコートに立つだけだった。 しかし、ハフは7月末にグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶと、プレシーズンでは現地10月10日のホーネッツ戦で15得点6リバウンド3ブロック、同12日のブルズ戦では18得点9リバウンド1ブロックと活躍。この2試合ではともに3ポイントシュートを4本成功させ、サイズに加え非凡なアウトサイドシュートを持っていることを証明した。 そして迎えたシーズン初戦のジャズ戦、ハフは22分出場、3ポイントシュート5本中3本成功の13得点5リバウンド2ブロックと、攻守で持ち味を発揮し、与えられたチャンスをしっかりモノにした。首脳陣の信頼をつかんでローテーション入りの待遇を勝ち取ったハフのNBA契約への昇格は妥当な流れだ。 開幕時は欠場していた同じビッグマンのジャレン・ジャクソンJr.が復帰した後も、ハフの起用法に変化はない。現地28日のブルズ戦で123-126と惜敗した中、17分出場で3ポイントシュート3本中2本成功の10得点に加え、2ブロックを記録した。まだ開幕直後だが、ここまで4試合で平均12.2得点、3.0リバウンド、1.8ブロックのスタッツを挙げている26歳の無印選手は、グリズリーズにとって大きな掘り出し物となる可能性を秘めている。 なお、現地26日のマジック戦で終盤に出場した河村は今回のブルズ戦でもベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
バスケット・カウント編集部