オヤジゴコロに応える絶妙ロゴニットを「アミ」で発見!
“さり気なく感度の高さを伝えたい”という面倒クサくもリアルなオヤジゴコロに応えてくれるのが、「アミ」のロゴニットです。同色のハートロゴの控えめ加減が大人にちょうどいいのです。
「AMI」のニット/愛が思わず滲み出た? 大人のちょいモードな一着です
今から10年以上も前のこと。パリの高感度エリア、マレ地区を散策中、当時人気絶頂だったセレクトショップ「merci」の隣にお洒落なブティックを発見。いそいそと入り、ヒゲを蓄えた気さくな青年からスウェットとTシャツを買いました。 ブティックに並んでいたのは品のいいアメリカンなアイテム群と、ラインの美しいブルゾンやジャケット類だったと記憶しているのですが、ほどなくそこがアミの最初のブティックであり、その気さくな青年こそデザイナーのアレクサンドル・マテュッシ本人だったことを理解。以来、パリファッションウィークのショーもほとんど見ており、気になるブランドのひとつとなっております。 そして今日、アミは若い世代にも絶大な人気を誇るブランドとなったわけですが、だからこそ、なんとなく遠目に見てしまっていた自分がいたことを告白しつつ、さて。 こちらのニット、例のハートのAロゴが内から滲み出してきたような、シックな同色使いとなっている。これならデイリーに着られるうえ、その控えめ加減が「昔から好きなのよ」的立場表明も叶えられて。一方で、やっぱり「実はアミでね♡」というヨコシマ系タネ明かしも可能なため、とにかく見逃せない、と。ていうか、オヤジゴコロってホント面倒(共感求む)。
お洒落オヤジにうれしい控えめな同色ロゴ!
AMIとはフランス語で友達。アレクサンドル本人が接客してくれた際も、まさに友達に話すような温かい対応でした。ハートのロゴには、彼らのそんな思いも込められているのです。 2024年4月号より ※価格はすべて税込み価格です
写真/渡辺修身 スタイリング/四方章敬 文/石井 洋(LEON)