インドネシア政府、バリ島でのホテル開発を一時停止、過剰開発に懸念、観光の質を向上させる政策の一環として
インドネシア政府は、バリ島で進むホテル、別荘、ナイトクラブなどの建設計画を一時停止する。これは、バリ島における観光改革の一環。インドネシア政府は、バリ島固有の文化を守りながら、観光の質を向上させ、雇用を創出していく試みを進めているところだ。 バリ島のサン・マデ・マヘンドラ・ジャヤ暫定知事が、商業目的の過剰開発を懸念し、繁華街4カ所で進む開発の一時停止を中央政府に提案していた。政府は一時停止に同意したものの、正確なスケジュールはまだ協議中としている。地元紙によると、一時停止は最長10年に及ぶ可能性があるという。 バリ島では、パンデミック後、外国人観光客が急増。マナーの悪い観光客の動画が拡散し、住民が激怒する事態が発生している。 インドネシア政府の統計によると、2024年上半期にバリ空港に到着した外国人観光客は約290万人。インドネシア全体の65%を占めた。バリ島内のホテルは2019年の507軒から2023年には541軒に増加している。 ※本記事は、ロイター通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。
トラベルボイス編集部