「風の時代がきた!」と、“好きを仕事に”したら撃沈…独身会社員42歳に「新しい働き方」は無理なのか?
「風の時代」の本質とは?
好きなこと・やりたいことを見つけて、会社の仕事と一緒に頑張ってきたんですね。そんなユミさんの頑張りを応援したい気持ちと、過労で倒れてしまったと伺って心配する気持ちが半々です。 まず、「大好きな料理を仕事にしたい」という夢を形にしようと活動されているその行動力と決断力が素晴らしいと思います。会社員として働く多くの人がなかなか踏み出せない第一歩を、ユミさんはすでに踏み出しているんですね。「風の時代」といっても、まだまだ誰にでもできることではないと思います。 2020年末から約4年の移行期を経て、いよいよ風の時代が本格的に始動したとのこと。他人からの評価に依存するのではなく、個の価値観を重視しより自由に生きていこうというメッセージが、多くの人の心に響いたようでした。 「古い価値観や社会の暗黙の制限から解放される」というのが、風の時代の本質のはず。 「会社では、副業しているからと言って後ろ指さされないように……」 「料理の仕事では、“新人”として多方面に気を配り……」 そんなユミさんの努力はユミさんの真面目さによるものだと思いますが、そこまで他人の目を気にし過ぎる必要が本当にあるでしょうか。もちろん、好き勝手をして他人に迷惑をかけては良くないですが、一番大切なのはユミさん自身の健康と思いのはずです。
文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi