消えない「あざ」原因は!?…最新レーザー治療も!あざの基礎知識と最新治療
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、はなふさ皮膚科 理事長 花房火月先生です。 【動画】転ぶとあざもできやすい!歩行やランニングに欠かせない腸腰筋を鍛えるトレーニングはこちらから!【0分58秒~】 今回のテーマは「実は知らないことだらけ!あざの基礎知識と最新治療」 身体をぶつけた時など、いつの間にかできていつの間にかなくなる「あざ」。放っておいていいものも多いそうですが、なかには命に関わる危険な「あざ」もあるのだとか。そこで今回は、あざの基礎知識や最新の治療法などを専門医に教えてもらいました。
あざの基礎知識
<あざの種類> あざには、急性のものと慢性のものがあるそうです。急性のあざには「紫斑(内出血)」があり、慢性のあざでよく知られているのが「蒙古斑(もうこはん)」。蒙古斑は、胎児の時に色素細胞が皮膚の深いところに残ってできた青いあざ。東アジア人は生まれた時にほぼ100%あるそうですが、その後徐々に消えていき問題にならない事が多いそうです。 <急性のあざと慢性のあざを見分けるには?> 急性のあざは、数日~数週間で消えていきますが、慢性のあざは数か月~数年残り続けるので経過で判断できるそうです。 <内出血によるあざの色の変化> 内出血によるあざは、時間の経過と共に主に4色に変化するそうです。血管から漏れ出たヘモグロビンという赤色の物質が分解されると、ビリルビンという黄色っぽい物質に変化するのだとか。その過程で青紫色から緑色、茶色、黄色と変色して見えるそうです。 <内出血のあざができやすい人は?> 高齢者は、内出血が起こりやすいそうです。その理由は、血管の組織自体がもろくなっているからなのだとか。内出血は、組織内の圧が高まる事で血が止まります。そのため、加齢により組織が密でなくなると、血が広がっていきやすくなるそうです。
内出血のあざを早く治す方法「RICE処置」
ボールをぶつけた時など、内出血になると分かっている時は下記の方法で処置を行うと良いそうです。 <「RICE処置」の方法> ・安静にする(Rest) ぶつけた部分を動かすと血行が良くなり、血も止まりにくくなってしまうため、動かさない方が良いそうです。 ・冷やす(Icing) 患部を冷やすと血管が収縮しやすくなるので、血が止まりやすくなるそうです。 ・圧迫する(Compression) ガーゼをあて、テーピングなどで押し当ててぶつけた部分を圧迫しましょう。 ・高い位置に上げる(Elevation) 脚の場合は少し脚を高くして寝る、腕の場合はケガをした直後から腕を上げるなど、高 い位置に上げて内出血を早く止めてあげる事が大事だそうです。