新NISAで積み立て投資中、投資信託の含み益がマイナスになったらどうする?
《Advice》下がっているからといって慌てて手放すのはNG!現金化の軸は「自分が必要なとき」 「8月の株価暴落と金利動向の影響で円安から円高となり、マイナスに驚いた人は多いはず。でも急に下がったからと焦って手放すのは損。長い目で見れば復活しない市場はめったにないので、値動きに一喜一憂するのではなく、売りどきは“まとまったお金が必要になったとき”など、自分軸で運用を続けましょう」
【キホンのキ】積み立て投資で慌てないために「ドル・コスト平均法」を理解せよ! 「毎月決まった金額で購入し続ける積み立て投資は、ドル・コスト平均法という仕組みが当てはまります。株価が下がったとき、評価損益が下がったことばかり注目しがちですが、実は1株の金額が安くなったことにより、その月は同じ金額で多くの口数を買いつけすることができているのです。また一定額の買いつけをコツコツと続けることで平均取得単価を下げる効果があり、上昇局で利益を出しやすくなります」
【りんごで考えるドル・コスト平均法】 たとえば…価格が変動するりんごを毎日1000円出して買えるだけ買う 価格が100円のまま毎月10個ずつ購入していた場合、100×40個で4000円。下がったときに多くのりんごが買えているので、結果的に910円の利益に! イラスト/サレンダー橋本 取材・原文/石井絵里 ※本文に記載されている金額、数字、データ等は2024年9月末時点のものです ※BAILA2024年12月号掲載