横浜FM、90+2分に劇的同点被弾…後半ロペス&マテウスで一時逆転もACLE連勝ならず
[10.22 ACLEリーグステージ第3節 山東泰山 2-2 横浜FM 済南] AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)は22日、リーグステージ第3節を各地で行い、横浜F・マリノスが山東泰山(中国)と2-2で引き分けた。前半43分に先制点を献上した後、4後半にブラジル人コンビのゴールで逆転したが、後半アディショナルタイムに空中戦から同点被弾。最後の最後の連勝を逃し、今大会の戦績は1勝1分1敗の五分にとどまった。 【写真】伊東純也ら欧州組9選手の秋冬コーデに大反響「黒髪もステキ」「これはずるい」「まじ俳優レベル」 1勝1敗でアウェーに挑む横浜FMはJ1前節・新潟戦(△0-0)から中3日での一戦。FWアンデルソン・ロペス、FWヤン・マテウス、FW井上健太の3トップとGK飯倉大樹、DF上島拓巳は連続先発となり、新たに先発したDF小池龍太は本職のSBではなく、ボランチでの起用となった。 試合は横浜FMが劣勢に回る中、前半43分に先制された。向かって右サイドでFWバレリ・カザイシュビリに前を向かれ、FWクリサンとのワンツーからペナルティエリア内を攻め込まれると、小池、上島、MF山根陸がことごとく寄せきれず、こぼれ球からクリサンがシュート。これに飯倉が触れられず、ファーポスト脇に流し込まれた。 横浜FMは後半も相手の勢いに押されたが、同6分、FWゼカのヘディングシュートはDFエドゥアルドがゴールカバーに入ってスーパークリア。すると直後の同7分、横浜FMはDF加藤聖のアーリークロスにFW植中朝日が飛び込み、絶好のビッグチャンスを迎える。だが、ボレーシュートはGKワン・ダーレイに阻まれ、再び植中が詰めるも、これもワン・ダーレイに止められた。 それでも後半9分、横浜FMがこのプレーで立て続けに獲得したセットプレーから追いついた。ヤン・マテウスがアウトスイングの左CKを再三狙っていたニアサイドに入れると、これをエドゥアルドがうまくフリックし、ファーでA・ロペスが反応。フリーのままゴール前に入り、ワンタッチで押し込んだ。 その後は一進一退の攻防が続く中、後半26分には相手のトラップミスを突いたMF天野純がゴール前に持ち運んだが、ファーストタッチがやや長くなってワン・ダーレイに阻まれる。同37分には天野の折り返しからA・ロペスが合わせるも、相手守備陣のブロックに当たり、ゴールマウスを外れた。 それでも後半43分、横浜FMは土壇場で勝ち越した。左サイドを途中出場のFW宮市亮が駆け上がり、相手を引き寄せながら中にパスを送ると、これに相手が寄せ切れず、ゴール前でヤン・マテウスが反応。ヤン・マテウスは左足ダイレクトでそのまま合わせ、ゴール右隅に突き刺した。 ところが後半アディショナルタイム2分、横浜FMはリードを守り切れなかった。途中出場のFW水沼宏太が相手SBに寄せ切れず、縦パスを許すと、これをMFポン・シンリーに抜け出され、ふわりとしたクロスがゴール前へ。DFジョン・ジョンのヘッドは一度は飯倉が触り、クロスバーに当たったが、この跳ね返りをジョン・ジョンにヘディングで押し込まれ、同点となった。 試合はそのままタイムアップ。横浜FMは土壇場でドローに持ち込まれ、第2戦・蔚山現代戦(○4-0)に続く連勝を逃した。