毎朝の「トースト」にかかる電気代って一体いくら?食パンは「オーブンレンジ」と「トースター」のどちらで焼いたほうがお得ですか?
「朝食はパン派だ」という方は、オーブンレンジとトースターのどちらで焼いた方が、電気代の節約につながるのか気になるかもしれません。いずれも食材を焼く機能がある家電ですが、さまざまな違いがあるため、どちらを購入するとよいのか迷う方もいるでしょう。 そこで今回は、オーブンレンジとトースターの違いや、毎朝のトーストにかかる電気代を比較しました。オーブンレンジとトースターのどちらを選ぶとよいかについてもご紹介しますので、参考にしてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
オーブンレンジとトースターの違い
オーブンレンジとトースターは、いずれも食材を焼く機能がある家電ですが、違った特徴があります。それぞれの特徴は、以下の通りです。 ・オーブンレンジ 電子レンジに、オーブン機能・グリル機能を加えた調理器具です。オーブンレンジを1台持っていると、「あたため」「蒸し焼き」「焼く」といった調理方法が可能になり、さまざまな料理が作れます。多機能であるゆえに価格が高めである点や、置き場所として広いスペースが必要な点は、デメリットかもしれません。 ・トースター トースターは、「焼く」ことに特化した調理器具です。予熱なしで簡単に使えて、食材の表面をパリッと焼き上げます。オーブンレンジと比較すると、安く購入できる点や、置き場所として広いスペースを必要としない点がメリットになります。ただし食材の中まで十分に温めることは難しいため、電子レンジを別に購入するケースが多いようです。
毎朝のトーストにかかる電気代を比較
パンは、トースターだけでなくオーブンレンジでも焼けます。オーブンレンジの中には「トースト」ボタンが付いており、裏返し不要で、両面をしっかり焼いてくれるものもあります。しかしオーブンレンジは庫内の温度を上げるのに時間がかかるため、機種にもよりますがパンを焼くのにおよそ5~10分かかるようです。これに対して、短時間で加熱できるトースターの場合は3~5分ほどでパンを焼けます。 パンを2枚焼く時間をオーブンレンジで5分、トースターで3分として、それぞれの電気代を算出する計算式は以下の通りです。なお今回は、ワット数をキロワットに変換するため1000で割っており、電力料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の定める目安単価31円/キロワットアワーを使用します。 ・オーブンレンジ(消費電力1250ワットの商品を想定) 1250ワット÷1000×5÷60×31円/キロワットアワー=約3.23円 ・トースター(消費電力1000ワットの商品を想定) 1000ワット÷1000×3÷60×31円/キロワットアワー=約1.55円 上記の条件でパンを1回焼く際の電気代は、トースターの方が約1.68円安いことが分かりました。毎日トーストを食べると仮定した場合、1ヶ月(30日)で約50.4円、1年で約604.8円の差が出ることが分かります。