WRCラリージャパン 豊田市、28年まで開催延長
豊田市は27日、自動車競技の世界ラリー選手権(WRC)の日本ラウンド「ラリージャパン」を2028年シーズンまで豊田市拠点に開催すると発表した。WRCの商業権などを所有するWRCプロモーターと契約を締結した。22年から愛知、岐阜2県を舞台に開催し、これまで25年シーズンまでの開催が決まっていた。ラリーファンの裾野の拡大や地域振興につなげる。 韓国で行われたラリーのイベントに参加した豊田市の太田稔彦市長は「26~28年シーズンの日本ラウンド開催が決まってうれしい。世界中のトップドライバーが繰り広げる戦いを通じ、感動と興奮を届けられることを楽しみにしている」とコメントした。 WRCは、山道など公道を利用する世界最高峰の自動車競技。観客がラリー車の迫力ある走りを間近で楽しめ、世界的にも注目度の高い大会として知られている。ラリージャパンにも国内外から多くのラリーファンが集結しており、23年の大会には16万人以上の観客がイベントや公式ファンゾーンに集まった。
24年大会は、WRCのシーズン最終戦として11月21~24日に開催される。豊田市など愛知、岐阜2県の6市・町のコースで競技が繰り広げられる予定だ。