外資系ホテル「ヒルトン」が4年連続で京都に開業、先月は市内中心地の好立地へ
■ 市長も期待「京都の結節点になるホテル」
10月9日におこなわれたオープニングセレモニーで、この付近で育ち、馴染み深いエリアだという松井孝治京都市長は、「住宅地のレジデンスエリア、京都市役所などのオフィスエリア、商業エリア、アミューズメントエリアの結節点(けっせつてん)にホテルが立地している。まさにホテルコンセプトの『京都シナプス』を実感でき、京都の結節点になるホテル」と、その好立地に太鼓判を押す。 京都市観光協会のデータでは、2023年12月のホテル客室稼働率が、76.7%となり、コロナ禍以後に初めて、2019年同月の水準を上回った。さらに、京都市産業観光局の2023年のデータでは、外国人宿泊客数は536万人で、近年では最高を記録している。来年の「大阪・関西万博」開催にあわせて、京都市内のホテルや旅館は、今後ますます需要が増えていく見込みがある。 そのなかで、好立地にあり、全313室の客室(6タイプ5カテゴリー)を備え、京都市内を一望できるルーフトップバーを含む4つの飲食施設、エグゼクティブラウンジ、スパ、フィットネス、屋内プール、宴会場や会議室などを兼ね備えた、大規模な同ホテルのニーズは、さらに高まるのではないだろうか。 取材・文・写真/いずみゆか