今季「中日クラウンズ」にて初優勝をもぎ取った米澤蓮のドライバーショットを本人がセルフ解説 !
今週、VISA太平洋マスターズが開幕。熱戦が期待されるが、今日発売の「週刊ゴルフダイジェスト」11月19日号では、今季初優勝を果たした3選手(米澤蓮、小木曽喬、幡地隆寛)のドライバースウィングをピックアップ。本人が語る自身のスウィングのイメージをもとに、大先輩の合田洋プロが解説。みんなのゴルフダイジェストでは、中日クラウンズ最終日にて逆転優勝を果たした米澤蓮のスウィング解説&セルフ解説をお届けする。 米澤蓮のドライバー正面連続写真(撮影/大澤信二)
1999年7月23日生まれ、岩手県出身。ジュニア時代から数々のタイトルを獲得。21年12月にプロ転向。23年後半に2位タイに2度入り、初シード獲得。今年中日クラウンズで初優勝した後、横浜ミナトChampionshipで2勝目を挙げた。
アーリーコックでハンドファーストにインパクト
米澤自身が自身のスウィングを解説! 「わきを絞った低いトップから地面反力を使ってそのまま振り抜くイメージ」(米澤) 「バックスウィングで、しっかり上半身をねじることを意識していますが、わきを絞ることでトップが高くなりすぎないように意識しています。これは正確性のため。そして切り返しからインパクトにかけて地面をしっかり踏み込むことで地面からパワーを貰っていく。ダウンスウィングとかは一切意識していないので、切り返しでプレーンに乗せてそのまま振っていく感じです」(米澤) 3人の中で最も個性的と合田プロが表現したのが米澤蓮のスウィング。
「おそらく独学で作り上げたスウィング。アドレスから、軸を左に保ちながら右の股関節を生かしてクラブを上げていきます。この時、頭の位置が全く変わらないのはさすがです。アーリーコックで先にトップの手首の角度を作り、そのまま肩と腰を使ってトップに収めたら、手首の角度を保ったまま左の股関節上でターン。
この動作を可能にしているのが、左足の踏み込みによる切り返しです。地面へ踏み込み深く曲がった左ひざをインパクトにかけて伸ばしてクラブを加速させます。これは励振といって、ブランコをこいで加速させるのと同じ動き。普通の選手は軸や体重、頭を使ってこの動きを取り入れるのですが、米澤選手の場合は軸を左に保ったまま、ほとんど左足の動きだけで振っています。足の使い方が上手く、インパクト後の動きまでバランスがいいですよね。