広島商、初の明治神宮野球大会へ 初戦は22日、東海大札幌と大垣日大の勝者と
20日に開幕する明治神宮野球大会高校の部に、広島商が初出場する。秋季中国地区大会を31年ぶりに制してつかんだ舞台。西村主将は「やるべきことがしっかりできたからここまで来られた。神宮でもやることは変わらない」と、守備からリズムをつくる広商野球で全国の強豪に挑む。 2024年秋の高校野球中国地区大会勝ち上がり表 中国地区大会は、エース右腕大宗と左腕徳永の両投手を中心に勝ち上がった。大宗は18回1/3を投げて防御率0・98と安定した投球を披露。徳永も2回戦の開星(島根)戦で1失点完投するなど、3試合に先発した。大宗は「チームに流れを持ってくる投球をする」と誓えば、徳永も「大宗らがいるのでどんどん飛ばしていきたい」と話す。 中国地区大会のチーム打率は2割6分8厘ながら、得点した9イニングのうち8回で複数得点を記録。低く強い打球を打つ意識を徹底しており、人工芝で球足が速い神宮球場の特性も頭に入れてプレーする考えだ。 各地区大会の優勝校が出場する現在の形になったのが2000年のため、初出場となった。出場10校のうち唯一の公立校。荒谷監督は「他の公立校の励み、希望が持ってもらえる戦いができたら」。初戦は22日の準々決勝。東海大札幌(北海道)―大垣日大(東海・岐阜)の勝者と戦う。
中国新聞社