「春への目標定まった」 智弁和歌山・渡辺颯人投手と山田凜虎捕手
(4日、秋季近畿地区高校野球大会決勝 東洋大姫路5―1智弁和歌山) 智弁和歌山の先発・渡辺颯人投手は、立ち上がりから制球が定まらない。一回に安打を打たれ、2打席連続で死球を与えた。後続を断ち無失点で切り抜けたが、三回に相手打線につかまった。 【写真】渡辺颯人投手(右)と山田凜虎捕手=2024年11月4日午後0時35分、ほっともっとフィールド神戸、寺沢尚晃撮影 四球で走者を出し、犠打のあとに左中間への二塁打を喫した。その後もボールが先行し、四死球や適時打を与え4失点。67球の降板だった。 リード役の山田凜虎捕手も序盤を悔やんだ。「変化球が決まらなかった」。押していく投球に切り替えたが、リズムを取り戻せなかった。 「実力が足りない。冬の間に球速を上げて、本当のエースになりたい」と渡辺投手。山田捕手も「今後どこかで、東洋大姫路と対戦する。それまでにリードを磨きたい」。春に向けた目標が、はっきりした。(寺沢尚晃)
朝日新聞社