Galaxyシリーズも「ChatGPT標準搭載」を検討中か。AI覇権はOpenAIの手に?
一転してOpenAIは
一方その頃OpenAIはというと、直近にリリースしたSearchGPTによって、大規模言語モデルのAI = ChatGPTというイメージから、検索エンジンのプレイヤーOpenAIとしての存在感を鮮明にしました。専門家によっては、Googleが売却するChromeをOpen AIが購入すれば理にかなっている。なんて意見もあります。この流れはあまりにも出来すぎていますね…。 Appleとの提携で実現したApple Intelligenceとともに、GalaxyまでChatGPT勢力に加わってしまうとGeminiを展開しているGoogleとしてはかなりの痛手を負うことになりそうです。現段階ではGoogle、OpenAIともに正式な発表をしていないので、あくまでネット上に漂う情報は噂として受け取る必要がありますが、もしもOpenAIとSamsungの提携が夢物語ではなく、実現したとき業界の地図は大きく変わってしまいそうです。
ユーザーにとってはどんな未来が理想なのか
ここまでの展開を追ってみるとモバイルやPCに搭載される標準AIはChatGPTが担い、AIの勢力図はChatGPT一強となる未来がぼんやりと見えてきました。ですが、それはユーザーである私たちにとって理想とする未来なのでしょうか。検索エンジンのように、他の会社もあるにはあるけど1社寡占、独占している状況は望ましいと言えるのでしょうか? AIはモデルごとに返答の傾向も異なりますし、出力内容は似ていてもまったく同じではありません。そんな個性といえる各モデルごとの差異に目を向けず、ひとつのモデルだけを信じるのはまるで検索エンジンの現状と同じ轍を踏んでいるようです。 ここでどの選択をするのかは、やはり人が向き合い続けなければいけないことのようです。 Source: X, wccftech
宮城圭介