ブルボンがグミ本格展開 「フェットチーネグミ」5品体制と「しゃりもにグミ」3品体制を構築
ブルボンはグミ市場に向け積極的に商品投入するなどして活動を本格化させる。 供給体制を整えたことで高まる需要に対応する。 昨年、「フェットチーネグミ」を中心にグミ商品の引き合いが強まり商品供給が綱渡りとなっていた。 8月9日、商品・営業戦略発表会に臨んだ井手規秀常務取締役執行役員開発開拓本部本部長は「今まで一時期お休みしていたが、『フェットチーネグミ』は5品体制、『しゃりもにグミ』は3品体制になり、ようやく安定的な商品供給ができるようになり、これらのラインアップを増やしていきたい」と意欲をのぞかせる。 秋冬に向けては「フェットチーネグミ」に磨きをかける。 9月24日に「シャインマスカット味」をリニューアル発売。国産シャインマスカット果汁配合量を20%アップして、より濃い味わいに仕立てて発売している。
「しゃりもにグミ」は「テレビ番組やSNSなどで、食感やおいしさが着目され、今売れている」という。 「ヨーグルト味」「グレープ味」の既存品に6月に「コーラ味」が加わり、以降、3品体制で展開している。 さらに12月10日には、阪神・淡路大震災発災から30年を迎える節目に企画した商品「しゃりもにグミ想いをつなぐシトラスミックス味」を新発売する。 同商品のパッケージの表面には、学生が意見を出し合って考案した震災を風化させず普段の一日に寄り添う若年層に向けたメッセージ(8パターン)を取り入れた。 裏面には兵庫県が開設している震災30年特設ホームページにアクセスできる二次元コードを掲載している。 なおインテージSCIによると、グミ市場の販売金額は2023年に前年比24%増の972億円を記録した。