小さな鳥が最後に描かれます

　5年前や10年前……。少し前にインターネット上で話題になった投稿や動画を振り返って紹介する企画「昔のインターネット発掘！」。今回紹介するのは、空に1羽の鳥を描き込んで完成した絵を引きで見てみると、あまりにも雄大な作品が現れることで話題になった2023年の動画です。 【画像】完成した“あまりにも雄大”な作品 　動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「Chuck Black」。動画の最初に登場したのは、頂に雪の積もる山々とその上に広がる美しい空の絵。そこへ小さな筆が近づき、空に黒い線が2本、Vの字に描き込まれました。小さな鳥が描かれたのだと分かります。 　「The final touch（最後の一筆）」と題されたこの動画、どうやらこの鳥を描き込んで絵は完成したようです。カメラがだんだんと引いていき、山の全体像や沈む太陽の光で輝く雲などが現れていきます。 　さらにカメラは引いていき、山のふもとにある湖、湖の側にそびえ立つ樹々、その手前にある丘、丘を歩く動物たちまでも現れました。もう最初に注目していた鳥はどこに行ってしまったのかわからなくなり、雄大な風景の中に溶け込んでしまったようです。 　1羽の鳥に注目していると、どんどんスケールが大きくなっていく絵が息をのむような驚きを与えてくれるこの動画には、多くの人が感銘を受けたよう。コメント欄でも、「美しい！　小さな鳥が本当に作品を引き立ててる」「音楽も、絵も、天国のような雰囲気を感じる」「すばらしい技術と、すばらしい演出……とにかく美しいよ」「山への光の当たり方が完璧」「これが手で描かれた油絵だなんて本当に信じられない」など、絶賛する声が続出しています。 　絵そのものだけではなく、BGMとして使われているロレンゾ・フェラーラの「Girei (Pain's Theme)」も、まるでこの世のものではないような雰囲気を盛りあげていると、“見せ方”へも賛辞が寄せられました。 　YouTubeチャンネル「Chuck Black」では、他にも美しい自然や動物を描く壮大な作品が多数投稿されています。 画像はYouTubeチャンネル「Chuck Black」より引用