【40代・50代におすすめ「五臓ヨガ」】更年期のイライラ症状や不安定な気持ちを解消!
体だけでなくメンタルも不安定になりがちな更年期。今回は、更年期に起こりやすいイライラがテーマ。東洋医学とヨガを掛け合わせた「五臓ヨガ」考案者のSatoshi先生に、全身の血の巡りをコントロールすることでイライラを落ち着かせる、ツボとポーズを教えてもらった。
「五臓ヨガ」はメンタルを整えたいときにも有効。 イライラして乱れた気持ちを落ち着かせる
更年期に入り、ちょっとしたことでイラッとしたりムカッとしたり…ということが増えてきた人もいるのでは?今回は、イライラを落ち着かせ、メンタルを整えるツボとポーズをご紹介! 「興奮したり、かっとすることを『頭に血が上る』と言いますよね。イライラもそれに近い現象。これは、東洋医学では、もともと上昇する性質を持つ『肝(かん)』の気・血が頭に上り、頭や顔で滞っている状態と考えられます。 今回のツボとポーズで『肝』の経絡を刺激すると、頭に上った血を足元に下ろし、全身の血の巡りをコントロールできるようになります。イライラはもちろん、眼精疲労や首の後ろのこりにも、改善効果が期待できるでしょう」とSatoshi先生。紹介する「ツボ押し」と「ポーズ」、どちらかを行うだけでもいいが、両方行えばさらに効果的。
■五臓ヨガ【ツボ編】イライラに効果的なツボ「太衝(たいしょう)」を刺激する
「太衝は、『肝』の経絡を整える、イライラ解消に適したツボ。一日の始まりや入浴前に押すと、気分がすっきりします。月経痛にも有効なので、月経直前から月経終了までは毎日刺激するといいでしょう。『肝』の症状は春に出やすいため、イライラや月経痛の自覚症状がない人も、3月、4月頃にはぜひ試してみてください。環境変化が多い時期の気分の浮き沈みも、落ち着かせることができますよ」
左右それぞれの足のツボを、手の人差し指の先で、足の甲に対して垂直に押す。「痛気持ちいい」と感じる程度の力加減で、ジワーっと15秒ほど押し続ける。時間に余裕があれば、これを片方の足につき、それぞれ15秒×2回くらい行うと、より効果的。 【注意点】:これを行っている間は、呼吸を止めないように。 効能:イライラ、眼精疲労、首の後ろのこり、月経痛など