「真ん中の子だけ顔が似てないね」DNA鑑定で明らかになった“衝撃の真実”…父親はまさかの
夫以外の子を妊娠、出産し夫の子と偽って育てる「托卵」
このように既婚女性が夫以外の子を妊娠、出産し夫の子と偽って育てる行為は「托卵」と呼ばれている。男女関係に詳しいライターの亀山早苗氏は、次のように解説する。 「もともと托卵とはカッコウなどがほかの鳥の巣に卵を産みつけて、その鳥に育児を任せる習性のことです。約20年前から漫画などで定期的に取り上げられてきましたが、近年はSNSを中心に、より注目を集めているようです」 考えるだけで恐ろしい話だが、亀山氏が取材した感触だと、「托卵行為に罪悪感を抱く妻はほぼいない」という。 「妻側からすれば、『私の子供なんだから一緒に育ててくれて当然でしょ?』といった思考なのです」 また、托卵妻は以下の2種類に分けられる。 「一つ目は家庭は壊したくないが不倫相手との『愛の証し』がどうしても欲しいという激情型。二つ目は『夫よりも優秀な遺伝子が欲しい』というDNA追求型です。托卵妻は地味な雰囲気の肝っ玉母さんだったり、よき妻であるパターンも多い。見た目だけではわかりません」
泥酔した夫にまたがりアリバイ工作する托卵妻
だが、いずれも托卵妻たちのアリバイ工作は戦略的だ。 「血液型で足がつかないように、夫と血液型が同じ男性を不倫相手に選ぶのは序の口。托卵妻の中には、不倫相手と逢瀬したその日の夜、泥酔した夫にまたがって“既成事実”をつくったツワモノも。妻側はバレない限りその事実を墓場まで持っていくので、真実は闇の中というケースが多いのではないでしょうか」 出産後に遺伝子検査などで托卵の事実が明らかになるケースもある。だが、妻が他人の子を身ごもることは、大多数の夫には防ぎようがないのだ。
「血縁関係なしは2~3割」DNA鑑定の依頼も急増中
目の前の子供は、本当に自分と血が繋がっているのか──? 積年の疑念に終止符を打つDNA鑑定。遺伝子検査を主力事業とする「seeDNA」代表の富金起範氏は、「弊社では年間5000件以上の鑑定を行っていますが、うち2~3割が『血縁関係なし』と判定されます」と衝撃的なデータを明かす。 「もちろんすべてが托卵によるものではなく、不妊治療の現場での受精卵の“取り違え”なども含まれています。私自身もこの取り違えを懸念して娘のDNA鑑定を行い、自分の子であることを確認しました。あくまで肌感覚ですが、托卵の事実により親子が『血縁関係なし』と判定されるものは、すべての子供のうち0.数%ほどだと思います」 托卵妻の中には「子供と夫の血液型が同じなら、托卵の事実はバレない」と豪語する女性もいるが、「そもそも血液型は親子関係を立証するための万能な手段ではない」と富金氏は断言する。 「新生児は血液型を調べるための抗体が十分にないので、1歳頃までは正しい判断が難しい。今のところDNA鑑定が、最も確実に血縁関係を知る手立てです」