札幌ドーム6億5100万円赤字の惨状に山川社長「プロ野球をやらせてくれないのでね」と恨み炸裂…キンコン西野「結果を出しているプロの意見を聞きなさい」
キンコン西野「プロの言うことを聞いてください」
札幌ドームでは、新しい需要への対応として、10億円をかけて「新モード」なるものを整備。黒い幕でドーム内を区切ることで、2万人前後のコンサートなどを開くとしていたが、数日の利用のみにとどまっていた。 「新モード」と札幌ドームをめぐっては、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣氏が「窮地に追い込まれている札幌ドームの『そうじゃない感』」と題して自身のブログを更新。「とくに札幌ドーム関係者の方は耳を傾けていただけると嬉しい」などと切り出し、「まず『札幌ドーム』ウンヌン関係無しに、そもそもの問題として『北海道公演』が昔から鬼門」「北海道って他の都市に比べてシンプルにお客さんの集まりが悪い」「お客さんが集まらない割に、機材移動費がメチャクチャ高い」「たとえば『札幌ドーム』でライブがあったとしても、道外のお客さんを数万人運ぶだけの「移動手段」がない」などと解説。そして「判断がイチイチ間違っている…というか、(何の根拠もない)素人の思いつきの域を超えていない」「自分達で判断するのではなく、ちゃんと現在進行形で結果を出しているプロを雇って、その方の言うことを聞いてください」とアドバイスしていた。
コンサドーレはJ1最下位、「札幌ドームとともに厳しい」の声も
現在、集中的に札幌ドームを使用しているのは、サッカーJ1リーグの北海道コンサドーレ札幌だが、成績が芳しくない。いや、最悪だ。けが人が相次いでいることなどもあり、20チーム中20位と最下位。6月26日の対FC東京戦(味の素スタジアム)では0-1で敗戦。リーグ戦では、5月15日(対ジュビロ磐田戦)以来の白星はお預けとなった。今季は札幌ドームでホーム21試合が行われるが、「このまま成績が低迷すれば、コンサドーレとともに札幌ドームも厳しい状態になる」との認識もちらほらとある。 そのような中で、札幌の三上大勝代表取締役兼GMが5月29日に声明を発表。「クラブは、今シーズンの最後までミシャ監督と戦う決意をしました」と、札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督の続投を表明したと思えば、「今シーズンをクラブとミシャ監督との集大成として考えている」として今季限りでの監督退任も示唆した。