M1 MacBook Airが現時点でコスパ最高のMacだ!と言い切れる理由
2024年3月4日、Appleは最新のMacBook Airを発表しました。M3チップを搭載した13インチと15インチのAirです。前モデルとの違いはデュアルモニターのサポートとWi-Fi 6Eのサポートが追加されただけ。M3の性能とAppleの最新のMacBook Airのデザインを知っている人には、それ以外に目新しい新機能はありません。 今回のアップデートは面白味に欠けるもしれませんが、実はAppleのハードウェアが今いかに優れているかを示しています。 想定外の問題がなければ、13インチと15インチのMacBook Airの素晴らしいデザインと優秀なM3チップの組み合わせは鬼に金棒!これらのマシンは、Macの購入を考えている多くのユーザーのニーズを満たすはずです。ほとんどの人は、より高価なMacBook Proシリーズならではのパワーや機能を必要としていないから。 もっと言うと、ほとんどのユーザーは、M3 MacBook Airや軽量のM2 Macならではのパワーや機能さえ必要としておらず、2020年モデルのM1 MacBook Airがちょうどいいと思うはずです。 ▼最新のMacを体感するならM3
M1 MacBook Airでも機能的に十分だ!
AppleのMシリーズMacのフラッグシップモデルであるM1 MacBook Airは、発売から3年以上経った今でも十分優秀なコンピューターです。 実際、どのM1マシンも発売当初とほぼ変わらないパフォーマンスを発揮しています(ちなみに、私はM1 iMacでこの記事をタイプしています)。 これは、Appleが新しいMacのハードウェアとソフトウェアをエンド・ツー・エンドでコントロールしていることに多分に起因しています。M1チップは、それ自体が依然として有能な技術であるだけでなく(i9 Intel Macを劇的に凌駕しています)、Appleは、Intelのラインナップではできなかった方法で、macOSをそのチップに特化して最適化することができています。そのため、Intel Macが、新しいバージョンのmacOSで苦労したり、より新しいMacが享受していた機能を失ったりしているのに対して、M1は現在でも新鮮味のあるユーザー体験を提供しています。 ソフトウェアのサポート面では、M1のサポートがすぐになくなることはなさそうです。Appleはしばらく自社のマシンをサポートする習慣がありますが、Apple・シリコンがビジネス上の理由でサポートを打ち切らないと仮定すれば、ここで記録を塗り替える可能性があります。 macOS Sonomaの機能ページ(PDF)を見てみましょう。M2以降でないと使えない機能は1つだけで、それは聴覚デバイスをMacに接続する機能です。2020年後半に発売されたMacBook Airは、他のすべてのmacOS Sonomaの新機能があるため、M1を使っているからといってmacOSの最新機能を逃すことにはなりません。 Appleが今年、M1と互換性のない機能(おそらく生成AIのオプション)をさらに導入するかどうかは今後判明していくでしょうが、今のところ、M1はまだ他のMacチップとほぼ同じようにサポートされているようです。 M1が今でも問題無く通用することをAppleは後悔しているかもしれません。同社はM2からM3になってスピードがアップしたことを喧伝しておらず、M3 MacBook AirはM1 MacBook Airより1.6倍速いだけだと控えめに言っています。 M3 MacBook Airのリリース後、同社がM1 MacBook Airの販売を中止したのはそのせいかもしれません。優秀なM1がAppleストアになくなればM3を売りやすくなりますから。