M1 MacBook Airが現時点でコスパ最高のMacだ!と言い切れる理由
M1 MacBook Airはとんでもなくお買い得に
上述したM1のすべてのメリットはMacとしては破格の価格で提供されています。 ベースモデルのM3 MacBook Airよりかなり安くなっているためM1を購入すると、差額で他のものも手に入れられます。たとえばiPad 9やApple Watch Series 9を追加したり。 しかし、デバイスの価格差を埋めるのであれば、16GBのRAMを搭載したM1 Airを選ぶのがおすすめです。8GBのRAMでも十分ですが、RAMを2倍に増やせば、Macでさらに多くのタスクを滞りなくこなせるようになり、デバイスの寿命も延びるでしょう。 16GBのRAMを搭載したM1 Airなら8GBのRAMと256GBのストレージを搭載したM3 MacBook Airと16万円台とほぼ同じ価格で、RAMが2倍、ストレージが2倍、4倍、8倍のM1 Airを手に入れることができます。 16GBのRAMを搭載したM1 Airは、今後しばらくはかなり役立つでしょう。8GBのRAMを搭載したM3 Airよりも多くのタブを扱えるでしょうし、より多くのタスクを処理できるはずです。
もちろんM2 MacBook Airだっておすすめ!
もちろんM2 MacBook Airも悪くありません。やはり少しでも後発のマシンを買うとそれなりのメリットがあります。 ひとつは、デザイン言語がより新しいこと。M2 MacBook Airは、現行のMacBookの他のラインナップと同じようにボクシーですが、M1 MacBook AirはApple Airが長年使ってきたテーパーオフの外観を採用しています。 新しいAirにはアップグレードされたウェブカメラ用に設けたiPhoneのようなノッチ(切り欠き)があり、ディスプレイは端に寄っています。一方、M1には大きなボーダーがあり、見た目は新しいデバイスと比べると古くさい感じがします。 M2 MacBook Airでは、MagSafeも復活しました。M1は依然として充電にUSB-Cのみを使用しており、ほとんどのデバイスがこの規格を使用しているため、非常に便利です。しかし、マグネット式充電器は理にかなっており、M1よりもM2の方が優れています。 また、M2だと1世代新しいチップも手に入ります。少なくとも8コアのGPUが搭載され(ベースモデルのAirには7コア搭載)、Appleは理屈の上では、M1よりもM2をもう少し長くサポートするはずですが、先のことはわかりません。 さらに、もっとサイズが大きいラップトップが欲しい場合は、M2を選ぶ必要があります。Appleは15インチのM1 MacBook Airを製造しなかったからです(とは言え、Appleは15インチのM2の製造を中止しています)。 総じて、M1と比較するとM2は新しさとスピードの点で優れており、特定のユーザーにはより多くの選択肢を広げてくれます。 コスパの点では、M1の方が総合的な価値はまだ上だと感じますが、M3が登場したことで、流れは少し変わりつつあります。 AppleはM2の価格を引き下げたので、8GBのRAMを搭載したM2 Airは148,800円(税込み)~と抵抗感の少ない価格帯から購入できるようになりました。この価格は、マシンをアップグレードするにつれて上がっていき、 RAMを16GBにアップグレードするにはさらに約3万円かかり、GPUやストレージを変更すればさらにお金がかかります。 しかし、家電量販店や整備済品マーケットプレイスも常に視野に入れておきましょう。M3がAppleの最新MacBook Airの標準になるにつれ、販売店は断続的にでもM2 MacBook Airの値段を下げていくでしょう。M3が発表されたばかりなのでまだ実際に値下げは始まっていませんが、整備済のM2 Airはお買い得です。 M1 Airと比較すると、MagSafeは改良されたカメラ、よりモダンなデザイン、M1 Airより少し新しいチップを搭載しているので、その価格差ならなば購入する価値があると考える人たちもいるはずです。 Appleが提供する最新で最高のマシンが欲しいなら、M3 MacBook Airを選んで間違いないでしょう。「Pro」に手を伸ばさなくても、現時点で手に入る最高の「Mac」を提供してくれるはずです。 しかし、これを言うとAppleには気の毒ですが、コスパの観点からは、2020年に発売されたあのMacBook Airが現時点では最高だと思います。 ▼最新のMacを体感するならM3
春野ユリ