26日夜から再び強い寒波で帰省に影響の恐れ 道路の気象影響予測
26日(木)夜から再び強い寒気が流入。28日(土)にかけて日本海側は広い範囲で雪が降り、北海道から北陸を中心に道路に影響が出る可能性が高くなっています。車で帰省を予定されている方も多いと思いますが、最新の気象情報とともに交通情報もご確認ください。
年末寒波 東・北日本は道路の影響広がる恐れ
今日25日(水)は西から高気圧に覆われ、太平洋側や西日本は穏やかに晴れたところが多くなりました。北海道から北陸にかけての日本海側の雪もほとんどやみました。 明日26日(木)は低気圧や前線が北日本を通過した後、次第に冬型の気圧配置になる見込みです。 北海道は午前中は湿った雪でも、午後は日本海側を中心に積雪が増えてくるでしょう。夜は道路の影響の可能性が「大」になっていますので、十分にご注意ください。東北や北陸ははじめは雨の所が多いですが、午後は山沿いを中心に雪に変わるでしょう。路面の状況が非常に悪くなりますので、お気を付けください。東海も夜になると、岐阜県の山沿いで雪が降りだす見込みです。 27日(金)になると、強い冬型の気圧配置となり、北海道から北陸にかけては、山沿いを中心に大雪や吹雪で道路の影響エリアが広がる恐れがあります。関東甲信も群馬県や長野県、栃木県の山沿いで雪が強まりそうです。 その後、28日(土)にかけて、影響が長引きそうです。日本海側ではすでに平年より多い積雪となっている所もあり、再び同じような所でドカ雪になる恐れがあります。
西日本の道路にも影響か
西日本も27日(金)から28日(土)にかけて、平地で雪が降るレベルの寒気が南下する見込みです。特に28日(土)は近畿から九州にかけて、日本海側の山沿いを中心に広い範囲で道路に影響が出る可能性があります。車でお出かけを予定されている方は、最新の状況をご確認ください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。 (1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの 暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。 (2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯 長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。 (3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。 (4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ 除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。 雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
日本気象協会 本社 徳田 留美