【竜王戦】藤井聡太竜王VS佐々木勇気八段 天王山の一局を制するのは 第5局が再開
藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖=22)が佐々木勇気八段(30)の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第5局が28日、和歌山市「和歌山城ホール」で再開された。 【写真】立会人が封じ手を読み上げ、駒を動かす佐々木勇気八段 シリーズ対戦成績は2勝2敗。藤井が竜王4連覇、佐々木はタイトル初挑戦でタイトル獲得を目指す。勝った方がシリーズ制覇に「王手」をかける天王山の一局となる。 藤井は前日と同じ和装姿で対局室に現れた。両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。立会人の立会人の桐山清澄九段(77)が後手の佐々木の50手目の封じ手を開け、「封じ手は後手3八歩です」と読み上げた。 シリーズは開幕局から第4局まで全て先手番が制している。2日目はお互いに正確な読みが求められる本格的な攻防となりそうだ。 竜王戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各8時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。昼食休憩を挟み、対局は夜までに決着する見込み。