ヴィッセル神戸、主将が交代 山口蛍から副主将のDF山川へ
J1リーグ連覇を遂げたヴィッセル神戸のMF山口蛍(34)は8日、副主将のDF山川哲史(27)=尼崎市出身=に主将の座を譲ると明らかにした。 【写真】連覇を達成しシャーレを掲げて喜ぶ神戸の選手たち 山口は試合後のセレモニーで観客を前に「この瞬間を持ってキャプテンの座は降りたい。来シーズンからはテツ(山川)に引き継いでもらいたい」と言い、どよめきが起きた。目を潤ませ、「テツにはレジェンドのクニさん(北本久仁衛コーチ)のように長くヴィッセルを支えていってほしい」とエールを送った。 山口は夏場に負傷し、繰り返し痛めてきた左膝付近を手術。離脱後は、副主将の山川がキャプテンマークを巻き、終盤戦に山口が復帰した。 山川は中高生時代に神戸のアカデミーで育ち、筑波大を経て、神戸で5季目。不動のセンターバックとして堅守を支え、今季は天皇杯全日本選手権との2冠に貢献した。 (井川朋宏)