水戸黄門・助さん役の財木琢磨、歴代追わず若々しく「女好きは意識して」
約6年ぶりに連続ドラマ化された時代劇「水戸黄門」で佐々木助三郎役を演じているのが俳優・財木琢磨だ。「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でフォトジェニック賞を受賞したのをきっかけに芸能界デビューを果たすと、数多くの舞台やミュージカルに出演。今月には香港でイベントを行うなど活躍の場を広げている注目の若手俳優に迫る――。 財木はBS-TBS で放送中の「水戸黄門」に助さん役で出演して時代劇デビューを果たしたが、「着物の着方一つをとっても違っていて、時代劇ならではの所作だったり、立ち回りだったり、どれもが新鮮です」と笑顔で話す。 劇中では、同ドラマの見所の一つでもある激しい殺陣にも挑戦しているが、「覚えるのが大変というよりも、10人を超える立ち回りのシーンも多く、『周りに迷惑は掛けられない』というプレッシャーはあります。でも、スタッフのみなさんがとても丁寧に教えてくださってすごく勉強になりますし、楽しいですね」と充実感をにじませる。
黄門様の武田鉄矢は「優しくて本当にすごい方」
主演の水戸黄門役の武田鉄矢を中心に撮影現場の雰囲気はかなり良いという。 「武田さんはすごく優しくて、お話も面白くて勉強になります。はじめの頃、僕がセリフのイントネーションでNGを出してしまったら、『同じ福岡(出身)だから分かるよ』と笑いながら励ましてくださって。武田さんと僕、(渥美格之進役の荒井)敦史の3人のシーンになると、武田さんが『よし、作戦会議するぞ!』と声を掛けてくださって。まず僕らが思っていた演技を見てくださって。その後に3人でいくつかの演技のパターンをやって、監督に『良い方を使ってください』と。本当にすごい方だなと思います」 自身が演じる助さん役についてはこう語る。 「お話を頂いた時は、助さんを演じて来られた歴代の方たちを追っかけようという気持ちもあったんですけど、今の自分と照らし合わせてもキャリアとか、威厳とか、貫禄とか、どう頑張ってもマネできない部分はあるので。格さん役の敦史とも話して、自分たちらしく若々しく演じようと。そんな中でも“女好き”という部分は意識しています。例えば、道中で女性とすれ違うシーンだと、目線だけでなく匂いを嗅いで2人にツッコまれたりしています(笑)」