たっぷり1000kmを要しての慣らし。三木号にとっては、街乗り性能も重要なのだ|進化する「頭文字Dレプリカ」秋山渉仕様編
【進化する「頭文字Dレプリカ」秋山渉仕様編】 AE86用からAE101用の純正品へ交換されたクラッチと、ベアリング類を新品にしたことにより、必要な踏力は大幅に減った。仕事の現場へ向かう足として活躍する三木号にとって、街乗り性能は重要なのだ。 【画像14枚】カーランドにて製作されている車両は「後期」にあたるS/C仕様。インテリアは原作に忠実にメーカー名の記されていないシートをチョイス。4点式シートベールとのアンカーをどうやって設置するか検討を重ねている なによりうれしいのはナイトドライブに安心なHIDヘッドランプへの換装。故障とは無縁の国産ブランド「ベロフ」が闇夜を明るく照らす。また将来を考え、空燃比は安全マージンを取ったセッティングが採用されている。 さらにこのコンディションをキープするため慣らしの重要性も強調する。カーランドでは、たっぷりと1000kmを要して慣らしを行う。3000rpmから500rpm刻みで上限の回転数を決め、それぞれ100kmの距離を巡行するという緻密に行われる慣らし。8000rpmまできっちりと吹け上がる4A-G型を作るために絶対に必要なメニューなのだ。 「頭文字D」秋山渉仕様もよどみなく製作が進行している。ボディの全塗装は完了、現在は取り外された内装パーツの組付けが行われる。ただ、外したものをそのまま組むだけではなく、すべてにクリーニングが施される。 初出:ハチマルヒーロー 2016年11月号 Vol.38 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部