日出町で夫婦岩「金輪島」の大しめ縄張り替え 町内外から80人参加
大分県日出町真那井の八代区で22日、夫婦(めおと)岩「金輪(かなわ)島」を結ぶ大しめ縄の張り替えがあった。地域住民でつくる「しめ縄をかける会」(佐藤隆信会長11人)の呼びかけで、町内外から約80人が集まった。 子どもや大人が協力して作業。3本の大縄を編み上げて長さ約21メートル、太さ約50センチの大しめ縄を完成させた。潮が引いた海岸をみんなで担いで歩き、夫婦岩の間に渡した。 大しめ縄は20年以上前から始まり、地域の名物として親しまれてきた。高齢化やコロナ禍などの影響で継続が難しくなった作業を昨年、復活させた。 佐藤会長(82)は「多くの人のおかげで立派なしめ縄を架けることができた。来年はいい年になりそう」と話した。