作間龍斗・那須雄登・織山尚大・内田煌音 撮影で育まれた4兄弟の絆「今回を機に一段と仲が深まりました」
思わず「すみません!」と謝りたくなった瞬間
――今回の映画タイトル『うちの弟どもがすみません』にちなんで、撮影中に思わず「すみません!」と謝りたくなったハプニングはありましたか? 作間 あ! あります、あります。真夏の撮影だったので、スタッフさんがアイスクリームを差し入れしてくれたんです。カップやコーンのものじゃなくて、片手で食べられるタイプのやつ。それを見て「そろそろ差し入れしなきゃ!」と思って、みんなでショッピングモールに行ったときにアイスクリームを買って、差し入れしたんですよね。 そしたら、もともとスタッフさんが差し入れしてくれた片手タイプのアイスが、まだ3つ残っていたらしく、そのうえに僕たちが買ってきたアイスが並べられていて……。なんだか、少し申し訳ないなって思いました。残った3つのアイスは、僕と監督が責任を持って食べました! 織山 それで思い出した! 確か体育祭のシーンを撮影した日にも、作ちゃんがコーヒー買ってくれたよね。 作間 あ~! あったね。デリバリーで頼んだんだよ。「何を頼みますか?」ってみんなに聞いて、僕が代表して注文して。そしたら、畑さん用に買ったコーヒーがなぜか、すっごい熱々のホットが届いて。 那須 あ~! あったね! 織山 めちゃくちゃ真夏だったのにね(笑)。でも畑さん、すっごく嬉しそうだったよ。 那須 めっちゃおもしろかったわ、あれ!
ラブコメ要素だけじゃない、家族愛に溢れた映画
――皆さんそれぞれ、この映画の魅力はどんなところにあると思いますか? お気に入りのシーンもあれば伺いたいです。 作間 お、これは回答によって観る人に影響しちゃうやつだぞ。 那須 重要だね! なんかある? おもしろい答え。 作間 一個ある! まず、この『うちの弟どもがすみません』はラブコメでもありつつ、家族愛にフォーカスを当てた作品でもあるので、キュンキュンするシーンと心あたたまるシーンが両方あり、最後に「良いもの観たな」って思える映画だと思います。女性はもちろん、一緒に観に来るであろう彼氏さんやお父さんにも楽しんでもらえるんじゃないでしょうか。 あと僕、個人的に好きなシーンがあって。僕が演じる源の同級生が二人、廊下を歩いてくるシーンがあるんですよ。そのうちの一人がスキップするんです。それを見たもう片方が「お前スキップすんなよ!」って言うんですよね。いや、別にスキップしてもよくない? なんで注意されているんだろうって一瞬考えちゃって(笑)。結構好きなシーンです。 那須 家族愛もありつつ、学校のシーンも多いから青春も味わえるよね。僕が好きなのは、最後の騎馬戦のシーン。カメラが360度ぐるぐるまわって、すごく迫力のあるシーンに仕上がっているので、注目してほしいです。ただ、詳しくは本編を観てほしいのですが、僕が演じた洛は騎馬戦そのものには関わっていなくて。みんな練習で大変そうななか、僕は煌音と一緒に、ずっと後ろのほうで応援していました。 内田 僕も、その騎馬戦のシーンが好きです! 洛くんの応援の仕方が、なんか「おお~がんばれ~~」みたいな、本当に応援しているのかな? って感じで、おもしろかった(笑)。 那須 騎馬戦のシーンは、休み時間もずっと煌音と一緒だったよね。みんなが頑張っているなか、僕らはちょっとだけ応援の様子を撮影して。「はい、ナイス~!」とか言って。 内田 騎馬戦のシーンと、あとはやっぱり類くんが箸を上手く使えているシーンも観てほしいです! ちゃんと末っ子らしく、お兄ちゃんたちに甘えられているかどうかも。 作間 もう煌音のお母さんも、この映画を観てくれたんでしょ? 内田 観てくれました! そして箸の持ち方も「良かったじゃん!」って、すごく褒めてくれたから嬉しかったです。 那須 キュンキュンするし、心があったかくなるし、ハラハラドキドキもする。シーンによっていろいろな気持ちになれる映画なので、楽しみにしていてください。映画を観終わったあとは、成田家のことがまるっと好きになっていると思います! 織山 騎馬戦のシーンも、煌音の箸のシーンもそうだし、成田家の一員になれるような感覚がするくらい、自然に世界観に入り込める映画になっているよね。カメラの抜き方が妙にリアルというか、こんな映画よくつくれるな~! と思いながら試写を観させてもらいました。どのシーンの撮影も思い出に残っていて、素敵な時間だったな。 那須 本当に楽しかったよね。 織山 僕たちの思い出が一つひとつ詰まった映画なので、ぜひ劇場に観にきてください! 取材・文:北村有 撮影:堺優史 ヘアメイク:服部幸雄、小林綾子(メーキャップルームプラス) スタイリング:柴田拡美(Creative GUILD) 衣装協力: 【作間龍斗】 ・ジャケット ¥148,500/ANARCHIST TAILOR (ともにSian PR) ・カットソー ¥6,589/SPINNS 【那須雄登】 ・シャツ ¥46,200 ・フーディ ¥46,200 ともにCULLNI(CULLNI FLAGSHIP STORE) ・パンツ ¥4,389/SPINNS ・靴 ¥35,200/プラスツバサ(株式会社 心) 【織山尚大】 ・シャツ ¥9,900/Remember.(株式会社アンティローザ) ・パンツ ¥6,930/CASPER JOHN (ともにSian PR) ◉その他スタイリスト私物◉ ※すべて税込価格※ <作品情報> 『うちの弟どもがすみません』 12月6日(金) より全国ロードショー 配給:松竹 出演:畑芽育 作間龍斗 那須雄登 織山尚大 内田煌音 <STORY> 大好きなお母さんと新しいお父さんとの穏やかな生活に憧れる女子高生・糸を待っていたのは、超イケメンだけどクセ強な4人の弟たちだった――。 クールだけど家族想いな長男・源、 頭が良くてスマートだけど、たまに腹黒な次男・洛、 ミステリアスなシャイボーイ三男・柊、 甘えん坊な一家のアイドル、四男・類。 さらに父の転勤が決まり、いきなり姉弟5人での生活がスタート。糸は戸惑いながらも、常に冷静で大人な次男・洛や人懐っこい四男・類に助けられながら、持ち前の明るさと面倒見の良い性格で少しずつ新しい弟たちと打ち解けていくが、長男・源は常にぶっきらぼうで、三男・柊は部屋にこもって出てこず、糸はふたりの心を開こうと奮闘。源の言動が、家族を想ってのことだと気づいた糸は、いつしか源のことが気になる存在に。さらには、柊が糸にトクベツな気持ちを抱いて、事態は思わぬ方向へ――。果たして糸と4人の弟たちの運命は――? (C)2024「うちの弟どもがすみません」製作委員会 (C)オザキアキラ/集英社