「何で生きてるの?」長男はガリガリ、次男は腐敗して…育児よりも快楽を優先した「21歳ギャルママの末路」(2007年の事件)
〈部屋からウジ虫がわき出ただけじゃない…4歳と1歳の男の子を「1ヵ月も育児放棄した」21歳ギャルママに起きた悲劇(2007年の事件)〉 から続く 【閲覧注意】ガリガリになった長男、21歳のギャルママ…「記事の写真」をすべて見る 「この子たちが死ねば、私は自由になって、楽しい生活を送れるんだわ」――自身の欲望を優先し、2人の子供を1ヵ月もの間、育児放棄した21歳女性。この痛ましい事件は、どんな結末を迎えたのか? ノンフィクションライターの諸岡宏樹氏の著書『 実録 女の性犯罪事件簿 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。なお本書の登場人物はすべて仮名であり、情報は初出誌掲載当時のものである。(全2回の2回目/ 最初 から読む) ◆◆◆ 「ママ、遅いよ…」 真理は仰天した。 (何で生きてるの…?) 三男は台所で仰向けに死んでいた。真理は三男の遺体をタオルとゴミ袋で包み、段ボールに詰めると、「残っている荷物があるから、取りに来て」と交際相手に連絡した。 交際相手が生ゴミのような臭いにいぶかしがると、「部屋の中に生ゴミが散乱していて、その臭いが移った」と言ってごまかした。 こうして交際相手は何も知らず、自宅の物置に三男の遺体を置くことになった。 だが、ガリガリの長男を連れた真理と男性の関係は次第に冷えていき、その男性との間の子供を妊娠中だったにもかかわらず、それから1カ月後に別れることになった。
真理は長男を連れて母親のいる実家に戻ったが、三男の所在を尋ねられ、「友達のところに預けてある」と言ってごまかした。 母親にも不審がられ、真理は実家に居づらくなって、長男を連れて家を出た。再び市役所児童家庭課を訪ね、「子供を預かってほしい」と相談したところ、担当者がガリガリにやせ細った長男の姿を見て驚き、児童相談所に通告した。 長男はその日のうちに緊急保護されたが、児童相談所が三男の所在について尋ねたところ、「知り合いのところに預けてある。詳しくは言えない」などと曖昧な説明に終始したため、警察に通報。警察の捜査が始まり、警察が元交際相手の自宅を任意で家宅捜索したところ、物置の段ボールの中から腐敗した幼児の遺体が見つかった。
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