浜中俊

　さあ、いよいよ菊花賞（京都11R）です。2009年にスリーロールスでGⅠ初制覇を決めたレース。当然、思い入れはありますし、好きなGⅠの一つです。あれから15年がたちますが、あの時の喜びはいまだに色あせていません。レースを振り返ると、1枠1番を引けたというのが大きかったですね。距離の長いレースですから、やはりロスなく運べる内枠の方が有利だと思います。 　ただ、今年コンビを組むメイショウタバルは正直、内枠は嫌だなと思っていたので、5枠10番と聞いて、ホッとしました。今回も出たなりの競馬をするつもりでしたから、スタートをうまく出られず、内で包まれてしまうのが最悪のケース。スタートから出して行かずに、スムーズに前へ行けた前走の神戸新聞杯（8枠15番）のような競馬が理想で、もっと外枠でも良かったくらいです。 　今回は前走よりも距離が長いですから、より折り合いが重要になります。最終追い切りではイレ込んで折り合いが付かず、力んで走っていただけに、リラックスした状態で挑めるかが鍵になりそう。うまくメイショウタバルの能力を引き出して、いい結果を出せるよう頑張ります。