JRA競馬学校騎手課程41期生・第6回模擬レース 遠藤汰月君が2勝目「手応えがあったので『頑張って!』と思いながら追いました」
JRA競馬学校騎手課程41期生(7人)の第6回模擬レースが13日、中山競馬場の芝1200メートルで行われた。 レースは木幡初也騎手、田口貫太騎手、武士沢友治教官、小林淳一教官が参加して11頭立て。遠藤汰月君(18)=美浦・伊藤伸一厩舎=騎乗のシトパレードが4番手追走から直線で勢い良く抜け出し、ゴール前で急追した2着馬をクビ差抑えて1着でゴールした。 2戦目以来となる模擬レース2勝目をマークした遠藤君は「向こう正面で内に寄りすぎて前との距離があきすぎたので、もっとタイトに詰めていかないといけません。最後は接戦でしたが、手応えがあったので『頑張って!』と思いながら追いました。模擬レースはあと2戦なので、きょうの反省点を今後に生かしてひと鞍ひと鞍丁寧に騎乗したいです」と気を引き締めていた。第7回(卒業試験)は1月8日、第8回は卒業式当日の2月11日に競馬学校のダート1700メートルで実施される。 ★生徒の談話 ◆田山旺佑君(ベネボレンス2着)=栗東・新谷功一厩舎=「スタートしてからロスなく走れましたが、直線で外に出すとき(武士沢教官から)声がかかったのに修正できなかったのが反省点です。このままじゃだめなので、もっと意識を高く持って臨みたいです」 ◆森田誠也君(アジャスト4着)=栗東・斉藤崇史厩舎=「ゲートを出て、3コーナーに入るところで膨れたりしてスムーズに乗れませんでした。模擬レースはあと2戦しかないので、デビューして困らないように、たくさんのことを習得したいです」 ◆舟山瑠泉君(マサノナデシコ6着)=美浦・田中博康厩舎=「きょうはゲートを真っすぐに出せませんでした。内に入る間隔が難しく、その後も内ラチと近くなってしまいました。そのあたりをしっかりと修正したいです」 ◆谷原柚希さん(ベニカケソラ8着)=美浦・伊藤圭三厩舎=「ゲート内でかなり待つ形になりましたが、その間も馬をなだめて落ち着かせました。4コーナーで無駄な動きをしてしまったのは反省点ですが、他馬との間隔や内ラチとの距離を意識して乗ることはできました」 ◆上里直汰君(シャンダス9着)=美浦・加藤士津八厩舎=「もともと左に張る面があるのですが、きょうは右に張る感じで、うまく対処できなかったです。(模擬レースは)あと2戦しかないので、追い出しのタイミングなど現役騎手の動きをみてしっかりと頑張りたいです」