【MLB】ラックス放出で、ファンお気に入りの選手がドジャース残留の可能性
2024年のワールドシリーズ制覇後、ロサンゼルス・ドジャースは多忙なオフシーズンを過ごしてきた。 【最新情報まとめ】佐々木朗希がポスティング制度を用いたMLB移籍へ 今年に入ってからキム・ヘソンを獲得し、ギャビン・ラックスをトレードで放出した。ラックスを手放したことで、ドジャース・ファンお気に入りの選手が今年もチームに残る可能性が生まれてきた。 ドジャースはキムと契約したことで内野手の層に厚みが増した。地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』紙のジャック・ハリス記者によれば、ドジャースはもともとキムをユーティリティープレーヤーとして、ラックスを正二塁手として起用する予定だったという。そのラックスを放出した今、チームはキムを二塁手のスタメンで起用できるようになった。そして、キケ・ヘルナンデスと再契約する可能性も出てきたというわけだ。 ベテランのユーティリティープレーヤーであるヘルナンデスは、ドジャースのクラブハウスにとって貴重な存在だ。キャリアを通じて内野と外野のあらゆるポジションで先発出場してきた。 昨シーズンは打率.229/出塁率.281/長打率.373に終わったが、後半戦はこの成績よりもはるかにいいプレーを見せていた。昨シーズン中に右目の乱視を患っていることが分かり、眼鏡に変えている。その結果か、後半戦では、打率.274/出塁率.304/長打率.458、7本塁打を記録、ポストシーズンでは本塁打2本、15安打で、打率.294/出塁率.357/長打率.451、塁打数は23と調子を上げていた。 キャリア12年目を迎え、ポストシーズン通算OPSは.874、2度のワールドシリーズ制覇を経験しているヘルナンデスが2025年もドジャースでプレーするとなれば、ラックスよりも低年俸でユーティリティプレーヤーとして多くのものをもたらすことになるだろう。 原文:Dodgers send two-time World Series champion to Reds in trade 翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
石山修二 Shuji Ishiyama • Aaliyan Mohammed