“辞めない監督”サッリのキャリア初の電撃辞任、ラツィオ主将インモービレが明かす舞台裏「選手全員で彼の下に向かったが…」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が電撃辞任し、驚きが広がっているが、チーロ・インモービレがインスタグラムを更新し、その舞台裏を明かした。 【動画】ラツィオ監督を辞任に追い込んだウディネーゼ戦 鎌田大地は後半途中から出場
MF鎌田大地が所属する9位ラツィオは、日本時間12日に行われたセリエA第28節でウディネーゼに敗れて公式戦4連敗。4位ボローニャとの差は11ポイントと大きく開き、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権の確保が極めて難しくなった。 その結果、“辞任しない”ことで知られる指揮官のマウリツィオ・サッリが突如、キャリアで初となる辞任を決断。イタリア紙『Corriere dello Sport』によれば、4~5人のベテラン勢が撤回を求めたものの、「一部の選手が自身が監督であることを望んでいないと思い込んでいた」指揮官の意思は固く、アシスタントコーチを務めるジョヴァンニ・マルトゥシェッロが次戦のフロジノーネ戦で暫定監督を務めることとなった。 サッリの電撃辞任を巡って選手側の裏切りなどさまざまな憶測が囁かれる中、主将のチーロ・インモービレが自身のSNSを更新。ラツィオ指揮官の慰留を試みた舞台裏を明かしつつ、自身の思いを語った。 「やあ、みんな。この数時間の間にありとあらゆることが書かれている。だがいくつか言っておきたいことがある。僕は常にサッリ監督に協力してきたつもりだ。過去に指導を受けてきた全ての指揮官に対しても同様だった。昨日は、辞任の意思を取り下げてくれるように選手全員で彼の下へ向かった。夜にはクラブとも意見交換をしたが、監督の決意は個人的な理由から撤回不可能であることがすぐさま感じとれた」 「僕が努力を惜しんだことはないし、それはチームメートのみんなも一緒だ。愛着やサポートを欠かしたことは一度もなかった。特にこのような時期にそんなことはしない。だが僕やチームのメンバーに対して中傷攻撃が行われている」 「こうして巻き込まれてしまうことは残念だだが、何らかの意図で自分が利用されるなんて受け入れるつもりはない。カルチョにおいて“恩知らずであることを翌日には忘れてしまう”というのは悪くも周知の事実だ。いつだってフォルツァ(がんばれ)ラツィオだ!」 試合情報 フロジノーネ vs ラツィオ 試合時間:2024年3月17日(日)日本時間4:45 会場:スタディオ・ベニート・スティルペ