ウクライナ発の高性能オイル添加剤「XADO」は現在の戦禍のなかでもどうして日本へ供給できる?「GR86/BRZカップ」でもサポートしてます
ウクライナのケミカルブランド「XADO」が東北のイベント初出展
世の中には多種多様なオイル添加剤が流通していますが、近年、レースを楽しむ人たちを中心に知名度が急上昇しているのがウクライナの「XADO(ハドゥー)」です。その人気の秘訣を解説するとともに、戦争中でも生産は大丈夫なのか、気になる状況を聞いてみました。 【画像】ミッションやデフ用の添加剤も人気! ウクライナの「XADO」ケミカル製品を見る(10枚)
軽自動車レース「東北660シリーズ」の参加者からも好評
オイルの性能をフルに引き出してポテンシャルを高めつつ、エンジンやトランスミッションのトラブルを防ぐ効果も持つ添加剤。数え切れないほど多くのアイテムが市場に流通しているなか、人気と知名度を急上昇させているブランドが「XADO(ハドゥー)」だ。 1991年に創業したウクライナの企業で自動車用を筆頭に、工業機械用など様々なジャンルに向け商品を展開している。モータースポーツを通じてのPRも積極的に行っており、近年では軽自動車のレース「東北660シリーズ」をサポート。そんなXADOが2024年4月27~28日に夢メッセみやぎで開催された、東北カスタムカーショーで東北地方のイベント初出展を果たした。 初めて名前を耳にした人に向けて改めて説明させてもらうと、XADO製品に共通のコンセプトは金属表面を改質すること。金属が摺動して摩耗する面にセラミックメタル系のコーティングを施し、長寿命化や高効率化を促進させ、結果として省エネルギーにも貢献する。 中東やアフリカを中心に世界では重機用や発電機タービン用も好評だが、日本での人気に火を付けたのはトランスミッションやデフなどギヤ用の添加剤だ。レースの予選で入らなくなったギヤが添加剤だけで復活した、なんてエピソードは東北660シリーズの参加者からも耳にする。 輸入と販売を手がける丸井商會の丸井邦裕専務によると、自動車に使う「レビタリザントEX120」シリーズには、ギヤ用に加えエンジン用/ATF用/燃料用などがあり、レースやサーキット走行に最適なことはもちろん、普段の街乗りでも大いに恩恵を受けられるという。 もうひとつのオススメは「1ステージ」シリーズ。レビタリザントEX120が真価を発揮させるため3段階の施工を推奨しているのに対し、1ステージはネーミングのとおり、わずか1回の施工で済むためさらにお手軽感が高い。