“寒冷刺激”…咳がとまらない患者増加 対策は?
■原因&対策は?
一体、なぜなのでしょうか? いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長 「11月になってから本格的に寒くなったから。寒冷刺激そのものが気道にとって刺激になります。気道過敏からのせきという患者が増えてきた」 乾燥した冷たい空気が、気管支など気道の粘膜を攻撃することで炎症が起こり、せきの症状があらわれるといいます。 伊藤院長 「特に寒冷刺激があまり強すぎると、気道にはかなり強い刺激になるから、いきなり冷たい空気を吸い込まないように最大限の工夫をすることが大事」 では、どんな対策が効果的なのでしょうか? 伊藤院長 「部屋は暖かいが、朝、外に出るといきなり冷たい冷気に包まれる。口元をマフラーやマスクなどで少し覆って、徐々に徐々に冷たい空気に気道が慣れていくよう少し時間稼ぎをする。乾燥は大敵ですから、口元の保湿に努める。不織布のマスクもいいけれど。(体の)中から出てくる湿度をある程度とどめる意味ではガーゼマスクのほうが効果的」
テレビ朝日