最強は東横イン? 高騰するビジネスホテルに「安く泊まる方法」と「意外な裏ワザ」
公式サイトから予約すること以外に、宿泊費を安く抑える裏ワザはないだろうか? 「メインエリア近辺の宿が高ければ、ベッドタウンのビジホを探すといいでしょう。安くてきれいなホテルが多いんですよ。例えば、東京から少し離れた千葉県のつくばエクスプレス沿線のようなニュータウンの駅前は安く泊まれて、なおかつ築年数の浅い新しいホテルが多いです。古いホテルも多いですが、埼玉県の西武線や東武線なども穴場ですね。名古屋なら一宮駅、小牧駅、春日井駅、京都なら滋賀県の大津駅などを選択肢に加えてもいいかもしれません」 そしてもうひとつ穴場となるのが、宿泊予約サイトに載っていないような公共施設内にあるホテルだという。 「都道府県が所有する文化会館や福祉施設の中に、ひっそりと宿泊施設が入ってるケースがあるのですが、ダイナミックプライシングをとらなかったりして、価格はビジホチェーンよりも安いケースがあります。覚えておくといいでしょう」 ほかにも、こんな裏ワザが。 「実は現在レジャーホテルとも呼ばれる一部のラブホテルの一般利用が増えているんです。特にインバウンドの活況で外国人観光客の宿泊が増えており、朝食がロビーで提供されたり、レンタサイクルを備えていたりと、徐々に変化しつつあります。 レジャーホテルのいいところはいくつかあって、まずダイナミックプライシングを用いていないところが多く、宿泊料金が変動することがない点。そしてほぼ宿泊予約サイトに掲載されないため、競争率は圧倒的に低い。 さらにレジャーホテルは突発的な利用が多い場所ということもあり、アメニティ類が豊富にそろっているのもうれしいところでしょう」 東京だと新宿区歌舞伎町や渋谷区道玄坂、ほかに恵比寿や錦糸町など、繁華街のレジャーホテルが狙い目とのこと。例えば大塚の「ホテル ピーズリゾート」なら、ビジホの倍近い広さの部屋が同じ12月21日に1万2900円で宿泊できる。 最近のレジャーホテルは予約が可能なところも増えているし、領収書も社名で出してくれるところも多く、経理に回す際も気をもむ必要もナシ。人を選ぶが、抵抗がなければ使わない手はない! ホテルの高騰は今後も収まらなそうだが、できる工夫はいろいろあるのだ。 取材・文/瑠璃光丸凪(A4studio) 写真/時事通信社 共同通信社